眠い目を擦りながら見守ったApple恒例の発表会。2022年3月の目玉は何といっても「Mac Studio」の登場だろう。名だたるニュースサイトはリアルタイムでイベントの様子や新製品の概要を更新してたため今更感が満載だけど、一応ハナシに乗っかってみましょう……。
話題の中心は新たに登場した「Mac Studio」と最上位「M1 Ultra」チップ

思い返せば2年前。2020年11月に発表された「M1チップ」は、多くのマカー(古い?)をワクワクさせ、そして不安にもさせた。長らくApple製品を支えてきたIntel製に別れを告げる日が近いのか!? そんな大ニュースが世界を駆け巡り、あれよあれよと登場したのがM1チップを搭載したMacBook Airと13インチMacBook Pro、そしてMac miniだったのは記憶に新しい。
仕事で使用するメインのマシンが2015年製のiMacでそろそろ買い替えようかと検討していた筆者は、インテルMacが消えるかもという噂を真に受け(まぁいずれはそうなるよね)、使用ソフトが問題なく引き続き使えるように、急遽27インチのインテルMacに買い替えた思い出がある。
そのくせM1チップの爆速っぷりが方々で取り上げられると、気になって気になって仕方なく……。結局のところ、その一月後にはサブマシンのMacBook AirをM1チップ搭載に買い替えたのだった——。
そんなこんなでサブマシンでM1チップを日々体験すると「もうM1で良いんじゃん!」となるわけだ。Adobeソフト(主にPhotoshop、Illustrator、InDesign、Bridge、Lightroom)を使用するのにストレスも問題もない。原稿は純正のテキストを使用するし、メーラーも純正、LINEやTwitterアプリも問題ない。何も困らないどころか、速さ、静かさ、熱くならない。最高じゃん! となるわけだ。

さて、前置きが長くなったが。
ただでさえ無印のM1に感動していたのに、気がつけば「M1 Max」を経て、「M1 Ultra」ときたもんだ。そのモンスター級のチップを搭載したフラッグシップマシンが新登場の「Mac Studio」。
もう散々っぱら他のサイトで紹介され尽くしているので、詳細なスペックなどは割愛するがMac miniをちょっと厚くしたような見た目。その厚くなった部分には“革新的な熱管理システム”が搭載されているというから、ただでさえ優秀なM1なのにそれほどまでの熱管理が必要なほどハイスペックな処理能力を有しているのかとゾクゾクしてくる。

さぁ、ここで問題です。その全ての性能を全部盛りにしたらお幾らになるのでしょう? 当たり前に浮かんでくる疑問を前に、買えもしないのにポチポチしてみたら……。
お値段なんと、93万9800円(税込)!
「M1 Ultra」の64コアに11万円、128GBユニファイドメモリに8万8000円、8TB SSDストレージに24万2000円。しめて44万円を上乗せすると、まぁ、そうなるよね。うん、自分の作業環境を考えたらオーバースペックも甚だしいよね。はい、宝の持ち腐れ。わかってる、わかってるよ、ちょっとやってみたかっただけ。

とはいえ2019年に発表されたMac Proは全部盛りで570万円オーバーだから、それに比べたら、ねぇ?
お買い得じゃありませんこと奥様……、みたいなことにはならない。どちらにせよ、良いお値段です。
ちなみに全部盛らない「Mac Studio(M1 Ultra)」なら49万9800円。「M1 Max」チップ搭載モデルなら24万9800円。うーむ。
とまぁ、そんなこんなで。気になるけどすぐに購入できない小市民っぷりを発揮しながら3月18日の発売日以降、入手できた猛者たちのレビューを待ち遠しく思うのだった。
あ、ちなみに同時に発表された「Studio Display」。これもかなりのハイスペック! 詳細はもちろん割愛!

提供元・男の隠れ家デジタル
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