ドイツ・ベルリンの広場に、社会的な実験として設置されたのは激安Tシャツの自動販売機。1枚の値段はたったの2ユーロ(約260円)です。ただ、Tシャツ購入した方は衝撃的な映像を目の当たりにすることになります。
たった2ユーロのTシャツ。つい買いたくなりますよね。
あまりの安さに思わず足もとまります。サイズも選べるようです。
やがて、Tシャツの製造現場の映像が流れ始めます。
数百万人の労働者が、苛酷な製造現場で酷使されている現実。
1日に16時間の強制労働。
時給はわずか13セント(約15円)。
「それでも、あなたは2ユーロのTシャツを買いますか?」とメッセージ。
Tシャツ購入しようとしていた人々は、製造現場の現実を見て何を思ったのでしょうか。
過酷な現実を知らされて、涙を流す人も…。
製造現場の現実を知らされた人々は、Tシャツを購入するのではなく、2ユーロを寄付していきます。
近年、「フェアトレード※」の仕組みによって、適正価格での継続的な取引が世界的な話題として取り上げられていますが、映像に映し出された現実はフェアトレードとは程遠いものです。 私たちは、「安い物を」「できれば安くて品質の良いものを」と考えがちですが、このような現実を突きつけられると、そうした考え方を見直すきっかけを与えてくれます。
※フェアトレード:発展途上国で作られた作物や製品を、適正な価格で継続的に取引することによって、生産者の持続的な生活向上を支える仕組み。
<動画はこちら>
提供元・FUNDO
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