目次
空き家のマンションの売却時にかかる費用は
 ・修繕費
 ・不動産売買手続きにおける諸費用
 ・一括返済費用
注意すべきポイントもチェック
 ・さびやカビ、臭いなどの発生
 ・バルコニーや窓ガラスの汚れ
 ・設備機器の故障

空き家のマンションの売却時にかかる費用は

空き家マンションの売却を検討する際、販売方法のほかに、売却にかかる費用も知っておく必要があります。どのような費用がかかるのかを念頭に置くことは、物件の売却価格や可能な値引き幅を決めるときの参考にもなります。

修繕費

空き家期間が長かったなどで傷みや劣化がある場合は、修繕が必要で、その費用がかかります。リノベーションなど大掛かりな修繕を行う場合は、費用が高額になることもあります。

不動産売買手続きにおける諸費用

不動産売買では、登記費用や売買契約書の印紙税のほか、司法書士などに依頼した場合は報酬なども必要になります。また、不動産会社に仲介を依頼した場合は仲介手数料も必要です。

一括返済費用

マンションのローンが残っている場合は、ローン会社の抵当権が設定されているため売却できません。売却の前にローンを一括で完済して、抵当権を外す必要がありますが、ローンの繰上返済には費用を設定している金融機関がほとんどです。

注意すべきポイントもチェック

家は空き家の期間が長くなるほど、傷みやトラブルを起こしやすくなります。空き家となっているマンションを売却する際は、次の点に注意しましょう。

さびやカビ、臭いなどの発生

マンションは気密性が高いため、長期間放置しておくとカビなどが生えるリスクがあります。また、金属部分がさびたり、排水口から臭いが発生したりすることもあるので、こまめに足を運んで換気や掃除を行いましょう。

バルコニーや窓ガラスの汚れ

雨ざらしとなるバルコニーや窓ガラスは、特に汚れやすい場所です。そのままでは内覧で古びた印象を与えてしまうので、定期的に掃除してきれいな状態をキープしておきましょう。

設備機器の故障

空き家の場合、ブレーカーや給湯器、エアコンなどの設備の待機期間が長くなって、故障につながることがあります。設備機器が問題なく稼働するかも定期的に確認しておきましょう。