近年のスポーツ界ではバイオ(生命科学)を取り入れたトレーニングが花盛り。加圧トレーニングでも、バイオに裏付けられたメカニズムが、身体パフォーマンスアップの革命的に高い効率化をもたらしています。
「BIO」的アプローチなくして身体能力の飛躍的アップはない?
アスリートやその関係者はパフォーマンス向上を目指して効率的、かつ効果的なトレーニング方法を追求しています。
現代では多様な競技のアスリートが存在しているだけに、それぞれの特性に合わせた身体能力向上のためのトレーニング方法が開発され、バイオメカニクス(生体力学・生物力学)など「BIO(バイオ)」というキーワードで科学的根拠に基づくトレーニング学も構築されています。
その中で、おそらく読者の多くが興味を示すのが「筋力アップ」目的のトレーニングでしょう。筋力トレーニングにおいては、筋肉を太くする(筋肥大)効果と筋肉の動員量を増やす効果、そして筋持久力という3つの現象を高める方法について、効果的、または効率的、もしくはその両方を備えた手法を取り入れたい。そう思う方がほとんどかと思います。
世界中でさまざまな研究開発が進められている中で、近年のトレンドとなっているうちの一つが「低酸素環境下でのトレーニング」です。低酸素環境下でのトレーニングは、有酸素運動に対する能力アップを目的にかなり以前から取り入れられていますが、筋肥大効果へのアプローチは最近のトレンドのようです。
人は、生体を取り巻く環境の酸素濃度が変化した際には、その変化を感知し反応する機構を有しています。例えば、酸素が不足した低酸素環境においても、生体の恒常性を維持し生存していくための代償性反応機構が働いているようです。
身体機能をその人の極限まで発達させることが求められるスポーツアスリートにも、この反応を利用したトレーニングが浸透しています。実際、低酸素型トレーニングジムや、大規模な都会型低酸素環境下トレーニング施設も増えています。
文:IM編集部/提供元・FITNESS LOVE
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