神戸と言えば、皆さんは何を思い浮かべますか?神戸牛や洋館巡りなどのイメージがあると思います。最近私は地元である神戸を取材して歩いているのですが、まだ行ったことのない場所も多く、知らないことだらけなのだと気づきました。

今回はメジャーな場所も含めて、行ってみたらこんなに素敵だったという体験レポートをお届けしますね。百聞は一見に如かず、では張り切って行ってみましょう。

目次
神戸八社巡りで身も心もスッキリ厄払い
灘五郷で日本酒の奥深さに酔いしれる
噂のニュースポットはこんなにもお洒落!
夜景の美しさもあちらこちらで楽しめる
懐かしい原風景に出会えたりもする
そして世界一の吊り橋もある!
最後に

神戸八社巡りで身も心もスッキリ厄払い

神戸がこんなにも面白い!神社巡りに日本酒、キラキラ夜景と懐かしい下町からお洒落なニュースポットまで
(画像=『たびこふれ』より引用)

神戸に神社は沢山あるのですが、三大神社として生田神社、湊川神社、長田神社があります。そのうちのひとつ「生田神社」は縁結びで全国的にも有名です。

立派な拝殿の後ろには「生田の森」があり、日本書紀などにも描かれている神功皇后を祀っている空間があります。

その神功皇后とは少し神がかった巫女のような存在でもあり、稚日女尊(ワカヒルメノミコト)からの御信託を受けて祀られたのが生田神社だそうです。そしてその生田神社を建立する前に巡ったと言われているのが神戸の八社なのだとか。

神戸がこんなにも面白い!神社巡りに日本酒、キラキラ夜景と懐かしい下町からお洒落なニュースポットまで
(画像=『たびこふれ』より引用)

とにかくご神徳がありそうな感じですよね。この八社巡りですが、範囲が広かったので私は日にちを分けて行ってみました。それぞれに神様も違うので雰囲気も様々です。共通して言えるのは厄除けのご利益があるということ。御朱印が一度に集まるのも嬉しい八社巡りでした。

灘五郷で日本酒の奥深さに酔いしれる

酒所として知られている「灘五郷」には酒蔵が26社もあり、現在もその味を守り続けています。世界一の日本酒生産量を誇る灘五郷。昔ながらの作り方は、道具そのものから変わってきていますが、当時はかなりの重労働とされてきた作業の様子が資料館などで見ることができます。
神戸がこんなにも面白い!神社巡りに日本酒、キラキラ夜景と懐かしい下町からお洒落なニュースポットまで
(画像=『たびこふれ』より引用)
大切なところはそのままに、だけども新しさを受け入れつつ成長してきた日本酒業界は今、バラエティーに富んだ味わいの新酒達で沸き立っています。酒蔵を巡ると各酒蔵一押しのお酒の試飲も楽しめます。 味の違いを堪能しながら、徐々に酔っ払いつつも酒蔵を歩き巡るのはここならではの遊び方なのかも知れません。街中は昔ながらのような雰囲気ある建物が所々にあり、どこかタイムスリップしたかのような空気感も漂っていて、そんな中に身を置くのが楽しくもあります。
神戸がこんなにも面白い!神社巡りに日本酒、キラキラ夜景と懐かしい下町からお洒落なニュースポットまで
(画像=『たびこふれ』より引用)
そしてこの春、灘五郷酒所という魅力的な場所が登場。灘五郷全26種のお酒が飲め、神戸素材の料理を味わえ、酒蔵で働く人達と出会って飲めたりするような空間が本格オープンします。 文化庁のバックアップもあり、日本酒に関するワークショップなども多数開催予定。日本が世界に誇る「灘五郷」では、世界へ向け新しい形での発信が、今始まろうとしています。 ### 灘五郷酒所 住所:神戸市東灘区御影本町3-11-2 HP:灘五郷酒所

噂のニュースポットはこんなにもお洒落!

神戸がこんなにも面白い!神社巡りに日本酒、キラキラ夜景と懐かしい下町からお洒落なニュースポットまで
(画像=『たびこふれ』より引用)

港の方では、神戸ポートミュージアムに「átoa(アトア)」という観光スポットが新しくオープンしました。ここはアクアリウムとアートが融合した、海の生き物や動物達と触れ合うことができる都市型水族館。デジタルアートな空間で映像や光を使った演出が楽しめる劇場型アクアリウムは、新感覚な水族館として注目されています。

átoa

  • 住所:兵庫県神戸市中央区新港町7番2号 神戸ポートミュージアム2F~4F
  • 営業時間:10~19時
  • 入場料:大人2,400円、子ども1,400円、幼児800円
神戸がこんなにも面白い!神社巡りに日本酒、キラキラ夜景と懐かしい下町からお洒落なニュースポットまで
(画像=『たびこふれ』より引用)

一階には、神戸の洋菓子店・カフェ・レストランを展開する「TOOTH TOOTH」セレクションのお店が一堂に集まる「TOOTH TOOTH MART FOOD HALL&NIGHT FES(トゥーストゥースマート フードホール&ナイトフェス)」があります。

天井を見上げればátoaの水槽で優雅に泳ぐエイが見えるBARもあり、水の揺らぎを心地よく感じながらお酒を飲めたりと何ともお洒落。そしてフードホールにある店々の食べ物は目移りするほどバラエティーに富んでいて、それぞれに美味しくて満足度が高いんです。

フェリシモの「チョコレート博物館」も隣にあり、これからまだまだこの近辺は観光スポットとしてリニューアルしていく気配です。ポートタワーのあるメリケンパークやハーバーランドも歩いてすぐの、お洒落な界隈として注目の場所ですよ。

TOOTH TOOTH MART FOOD HALL&NIGHT FES

  • 住所:兵庫県神戸市中央区新港町7-2 神戸ポートミュージアム 1F
  • TEL:078-777-4091
  • 営業時間:11:00~23:30(ラストオーダー:食事~22:30、ドリンク~23:00)
  • URL:TOOTH TOOTH MART FOOD HALL&NIGHT FES

夜景の美しさもあちらこちらで楽しめる

山もあり海もある神戸は、その両方からの夜景を味わうことができます。田舎のように自然だけだとキラキラした夜景は見られませんが、神戸は自然の中に街があるのが素晴らしいところ。ロープウェイや観覧車から、神戸ならではの豊かな眺望を充分に楽しめます。

神戸がこんなにも面白い!神社巡りに日本酒、キラキラ夜景と懐かしい下町からお洒落なニュースポットまで
(画像=『たびこふれ』より引用)
神戸がこんなにも面白い!神社巡りに日本酒、キラキラ夜景と懐かしい下町からお洒落なニュースポットまで
(画像=『たびこふれ』より引用)

山の上には植物園などもあり、昼間の景色も遠くの水平線も見渡せて美しく、空気の美味しさや土の香りに癒されながら眼下を見降ろしリラックスすることができます。海まで下れば港があり、観光船が行き来する光景や、それに乗って海を回遊する楽しさも味わえるといった神戸の街。

神戸がこんなにも面白い!神社巡りに日本酒、キラキラ夜景と懐かしい下町からお洒落なニュースポットまで
(画像=『たびこふれ』より引用)

街がコンパクトなので一か所に色んなものがギュッと詰まっていて、電車移動もとにかく簡単。1日を凝縮して遊び尽くせるのも神戸の良さです。便利でお得な観光パスも出ているので、上手に使って観光スポットを駆け巡るのもありですね。

懐かしい原風景に出会えたりもする

また、下町などもしっかりと残っているので関西ローカルな生活感ある世界へトリップすることもできます。古くからある立ち飲みの居酒屋さんや、子供たちがたむろする駄菓子屋さんなども現役そのままの姿で受け入れてくれます。

神戸がこんなにも面白い!神社巡りに日本酒、キラキラ夜景と懐かしい下町からお洒落なニュースポットまで
(画像=『たびこふれ』より引用)

芝居小屋や洋食屋、カフェではなく喫茶店、レトロ感たっぷりの看板が並ぶ商店街もいまだ健在。お好み焼き屋さんに至っては、子供の頃を思い出さずにはいられない魔法のような時間を醸し出しています。

神戸がこんなにも面白い!神社巡りに日本酒、キラキラ夜景と懐かしい下町からお洒落なニュースポットまで
(画像=『たびこふれ』より引用)

巨大な鉄人28号がいる新長田南の地区では「コスメル」というコスプレイベントが周期的に開催され、コスプレイヤーが集まってきて街を歩いたり写真を撮ったりと面白い世界が広がっていたりもします。また、下町芸術祭といった本格的なアートイベントが商店街や地域住民と一体となって開催されるなど、斬新なアプローチも。

そして世界一の吊り橋もある!

朝、昼、夜のどんな時間を切り取っても、その美しい姿を見せてくれる明石大橋。世界最長を誇る吊り橋は近くで見ると大迫力、神戸側の橋桁には「舞子海上プロムナード」という遊歩道もあって、橋を歩くこともできるんですよ。

神戸がこんなにも面白い!神社巡りに日本酒、キラキラ夜景と懐かしい下町からお洒落なニュースポットまで
(画像=『たびこふれ』より引用)

ブリッジワールドという「登頂体験ツアー」もあります。現在はコロナ禍でお休み中ですが、これが360度パノラマの絶景を吊り橋の天辺から見渡せるという凄いツアー。神戸に来る際には、ぜひとも体験してもらいたいことのひとつです。

こんなふうに、世界に誇れるものがここにはたくさんあります。世界に旅できるのはまだ先になりそうですが、遠くまで行かなくても素晴らしいものがこんなにも身近にあることを知って、さらに体験して貰えたらと思います。

最後に

さて、今日は急ぎ足でご案内いたしましたがいかがでしたでしょうか。まだまだこれは神戸の一部で他にもたくさんの顔を持っているのですが、今日はメジャー所を中心にご紹介させていただきました。

さらに隠れた魅力がたっぷりな神戸の街。都心部が開発で大きく変わりつつある今、これからどう変化していくのかも注目していきたいところですね。まずは神戸に来て、その変化の真っ只中にある躍動感を味わってみてはいかがでしょうか。

文・写真・たびこふれ/提供元・たびこふれ

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