シント=トロイデンVV（STVV）は13日、日本代表FW伊東純也（28）を擁するKRCヘンクとのダービーマッチに臨むが、元日本代表MF香川真司（32）は欠場する可能性が高いようだ。12日、ベルギー紙『Het Belang van Limburg』が伝えている。
香川真司は昨年12月18日にギリシャ・スーパーリーグ（ギリシャ1部）の強豪PAOKを退団し、1月10日にSTVVへ正式加入。先月1日に全体トレーニングへ合流しコンディションを上げると、13日開催のジュピラー・プロ・リーグ（ベルギー1部）第27節・ロイヤル・ユニオン・サン＝ジロワーズ戦でデビューしている。
そして20日のOHルーヴェン戦や26日のKVオーステンデ戦でも後半途中から出場すると、今月4日に行われた第30節・メヘレン戦では45分以上にわたりプレー。1-1で迎えた後半アディショナルタイムにはペナルティエリア左から強烈なミドルシュートを放つなど、存在感を発揮していた。
そんな香川真司についてベルギーメディア『VOETBAL』は10日、「（KRCヘンク戦で）カガワが出場するかどうかまだ分からない。土曜日にもう一度“テスト”を受ける予定だ」と報道。フィジカルコンディションに何らかの問題を抱えている、もしくは新型コロナウイルスのPCR検査で陽性と判定される可能性があるものとみられていた。
その中、STVVはダービーマッチ前日の公開トレーニングを実施。サポーターが発煙筒を焚いてダービーにむけて士気を高めていたが、グラウンドに香川真司の姿はなかったとのこと。これにより周囲では同選手がKRCヘンク戦で欠場するという見方が広まっているようだ。
なお、STVVは今季のレギュラーシーズン残り4試合となる中、ここまで勝ち点39を獲得。来季UEFAヨーロッパリーグ予選出場権をかけたプレーオフ進出圏内の8位KRCヘンクまで6ポイント差に迫っている。それだけにコンディションを徐々に高めていた香川真司を欠くとなれば、STVVにとっては大きなダメージとなるはずだ。
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