
明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスを今年2月に退団したブラジル人DFチアゴ・マルチンス(26)が、日本やアメリカでの経験や両国のサッカーの違いについて語った。12日、ブラジルメディア『Nosso Palestra』が伝えている。
同選手は横浜F・マリノス在籍時、守備陣の中心選手として2019シーズンのJ1優勝に貢献。昨季も主力センターバックとして活躍すると、昨年12月28日に2022シーズンの契約更新が決まっていた。しかし、宮崎県内でのトレーニングキャンプ中にチームを離脱。先月7日にメジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・シティFCへ完全移籍している。
そんなチアゴ・マルチンスは母国メディアのインタビューで「日本の素晴らしい文化に触れる機会を得られてとても幸せだったし、感謝している。日本はセンセーショナルだよ。とてもスムーズに日本の環境に慣れたし、みんなとても親切なのさ」
「マリノスは僕が日本にやって来たとき、あらゆる面でサポートしてくれたよ。スタジアムのファンは最初から僕のことを歓迎してくれたし、そこで素晴らしい物語を作れたんだ。神様に感謝しているよ」と横浜F・マリノス在籍時の経験を回顧。
そして「(日本で暮らす上で)一番難しいなと感じたのは言語だね。少し制限のある生活だったし、通訳に頼っていた。ただ僕は勉強してできるだけ多くのことを吸収しようと頑張ったのさ。そのおかげで日本での生活や人付き合いもうまくできたね」
「今はここアメリカで新しい文化を体験している。アメリカでの生活にはとてもスムーズに慣れているし、クラブにいるみんなから歓迎されたんだ。僕が(アメリカの環境に)できる限り早く慣れるためにもあらゆることをしてくれるね。ここに来て本当によかったよ!」と日本での努力やニューヨーク・シティFC移籍後の心境を明かしている。
チアゴ・マルチンスはニューヨーク・シティFCに加入すると、先月16日開催のCONCACAFチャンピオンズリーグ・ベスト16の1stレグ・サントスFC戦でデビュー。今月6日のMLS2022シーズン第2節・バンクーバー・ホワイトキャップス戦でリーグ戦初出場を果たすと、12日開催の第3節・モントリオール・インパクト戦ではフル出場でチームの勝利に貢献している。
アメリカの舞台でもレギュラー定着を狙うチアゴ・マルチンスだが、日本とアメリカのサッカーの違いを聞かれると「僕が見て感じたことだけど、日本はプレースピードが速い。それに対してアメリカは(フィジカル面で)とても強力なんだ!日本もアメリカもサッカーのクオリティが素晴らしいね」と答えている。
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