次回は沈めてやると誓った

それで彼は警察に拘束されたというわけであるが、事前に地元ディアのウルティマ・オラからのインタビューに次のように答えた。

「ヨットを沈めることに失敗はしたが、その日にポーランドのワルシャワに飛んで、そこからウクライナに帰国して軍隊に仕えるつもりだった」「勿論、私は戦う意向だ。入国して最初の都市で軍本部を探し、そこで私が仕えることができるか尋ねるつもりだった」と述べ、「私自身に言い聞かせたのだが、なぜ仕事が必要なのだ、私の国がなくなるというのに」と語り、「ヨットのチーフ機関士として満足行く仕事で給料も良かった。

しかし、私は国の為に戦うのだ」「仕事は失ったが、それは問題じゃない。私の国を失うことはさせない。私は英雄ではないが、機械に関しては豊富な経験を持っている。武器を持ったこともないが、必要とあらば持つ意向だ」と語ったのである。

そして彼の弁護を務めることになったネウス・カンイェリェス氏にはビデオ電話で「船主のヨットを沈めるという最初の戦いには失敗したが、次回は勝って見せる」と語った。(2月28日付「インフォバエ」から引用)。

一旦警察に逮捕されたが、そのあと条件付きで保釈となった。

愛国心に溢れてた熱血漢の行動であった。

文・白石 和幸/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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