国際パラリンピック委員会(IPC)は木曜日、金曜日に開幕する2022年北京パラリンピック冬季大会からロシアとベラルーシの選手を追放すると発表しました。
アンドリュー・パーソンズIPC(国際パラリンピック委員会)会長は、「IPCでは、スポーツと政治は混同してはいけないと固く信じている。しかし、自らの過失ではなく、戦争がこの大会にやってきて、舞台裏では多くの政府が我々の大切なイベントに影響を及ぼしている」と声明で述べています。
また、安全性とセキュリティの問題で、緊張が高まるにつれて、選手村の状況は手に負えないものになってきているとも述べています。
複数の国のパラリンピック委員会が出場しないと申し出てきていて、ロシアやベラルーシの選手の参加が認められれば、複数の国が撤退する可能性があるため、大会が成り立たなくなる可能性が高くなってきているそうです。
平和の祭典に戦争の影響が大きく及んだ形になりました。

(画像=kool99/iStock、『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)
一方、2月初旬に中国が、ロシアに対してウクライナ侵攻を五輪後まで延期するよう要請していた可能性があるという報道もなされています。
在ワシントン中国大使館の報道官は、「関連報道にある主張は根拠のない憶測で、中国への責任転嫁と中傷を目的としたものだ」と述べています。
文・アゴラ編集部
文・アゴラ編集部/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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