クルマの運転中に気を付けたいのが、飛び石だ。飛び石に当たるとフロントガラスに傷やヒビができてしまう。

では、飛び石はなぜ起こるのだろうか。ここでは、飛び石の原因や起きた場合の対処方法を紹介する。

飛び石はなぜ起こるのか?

飛び石とは、前から飛んできた小石がフロントガラスなどにあたることをいう。飛び石の原因の多くは、大型車などのタイヤに挟まれた小石や、タイヤが踏んだ小石が跳ね上がることで起こる。飛び石は1年中起こるが、特に多いのが春や秋だ。

春先や晩秋はスタッドレスタイヤを着けている車が多い。雪が積もっていない中、スタッドレスタイヤで走行すると溝に小石が挟まりやすくなるため、飛び石が起こりやすいのだ、

飛び石被害に遭ったらどうする?

飛び石被害を防ぐ方法は、ほとんどない。できることといえば、できるだけ車間距離をとって運転することぐらいだろう。では、被害に遭ったらどうしたらよいのだろうか。

飛び石被害にあったら、リペアキットを使って自分で修理するか、業者に修理を依頼するかの2つになる。

飛び石の被害が小さなひび割れ程度であったり、ひびの箇所が運転の邪魔にならなかったりする場合は、市販のリペアキットを使って、自分で修理することもできる。

ただし、その場合は補修材をひびにしっかりとしみこませるなどの技術が必要だ。ひび割れの程度が大きい場合などは、業者に修理を依頼することになる。

修理にはどれぐらいかかる?

修理代は、業者や交換するフロントガラスの素材によって変わってくる。1万円から修理を行う業者もいれば、工賃込みで5万円程度になる業者もあり、金額はさまざまだ。修理代は、数万円程度を見込んでおいたほうが良いだろう。

また、被害の程度によっては、車両保険を使えることもある。車両保険を使えば、自己負担は無いか少なくて済むが、来年度は車両保険の等級が下がり、保険料が高くなる。車両保険を使うことを考える場合は、必ず修理代と翌年の保険料を比べてから、車両保険を使うかどうかを決めるようにしよう。

飛び石の被害がでたらすぐに修理しよう

飛び石は、なかなか予防のできない被害であり、修理にはある程度のお金がかかる。しかし、飛び石によりフロントガラスにひび割れができれば、前が見にくくなり、それが元で事故を起こす可能性もある。飛び石の被害がでたら、すぐに修理したほうが良いだろう。

文・はせがわあきこ

【関連記事】
富裕層のガレージにフェラーリやランボルギーニがある理由
ロレックス以外に「オシャレ」「投資対効果」を満たす腕時計はない
シュプリームが支持され続けるワケ 6万円のTシャツがオークションで16万円に?
「なぜ富裕層は「英国靴」を愛用?庶民は知らない「エドワードグリーン」と「ジョンロブ」
「山崎50年」が約3,000万円に!日本産ウイスキーの価格はなぜ高騰している?