
日本代表は今月下旬にFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選2試合を控えている。本大会出場に王手をかける中、森保一監督は現在負傷離脱中のセルティック所属FW古橋亨梧(27)を招集することにこだわっているようだ。9日、英紙『デイリーレコード』が報じている。
古橋亨梧は公式戦26試合に出場して16ゴールをマークするなど前線に必要不可欠な戦力となっていたが、昨年末に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第20節・セント・ジョンストン戦でハムストリングを負傷。現在は戦列を離れており、現地では4月以降に復帰する可能性が伝えられている。
また、日本代表はカタールW杯アジア最終予選の開幕戦でオマーン相手に0-1と敗れるなど序盤は苦戦を強いられたが、昨年10月に行われたオーストラリア戦での劇的勝利を皮切りに5連勝。先月1日開催のサウジアラビア戦で2-0と勝利して首位サウジアラビアとの勝ち点差を「1」に縮めている。また、今月24日にオーストラリア戦、29日にベトナム戦を控えているが、オーストラリア戦で勝利した場合にはカタールW杯本大会出場が確定する。
その日本代表を率いる森保一監督は先月にスコットランドを訪れてセルティックのアンジェ・ポステコグルー監督と会談していたとのこと。日本代表監督は古橋亨梧招集の可能性について「古橋(の招集)についてはギリギリの決断になると思います。その時のコンディション次第ですね。試合勘については問題ないと思います」とコメントを残しているが、『デイリーレコード』は「ハムストリングの負傷による長期離脱を考えると、(森保一監督の考えは)まだ野心的だ」と疑問視している。
一方、セルティックは来月2日にレンジャーズとのダービーマッチを控えており、多くのサポーターから古橋亨梧の復帰を期待する声が上がっている。これについて『デイリーレコード』は「日本代表招集メンバー発表がレンジャーズ戦での復帰にむけた判断材料になる」と主張している。
なお、セルティックは今季ここまでリーグ戦30試合を消化して勝ち点73を獲得。2位レンジャーズに3ポイント差をつけている。今回の代表ウィークではFW前田大然(24)やMF旗手怜央(24)に日本代表招集の可能性がある中、リーグ優勝にむけての大一番に日本人選手がどの程度のコンディションで臨めるのか気がかりだ。
【関連記事】
・欧州5大リーグ、現行監督の長期政権ランキング。最も指揮が長いのはあの重鎮!
・超カッコ良い!東京五輪も盛り上げてきた2大フットボール・アンセム
・ヴィッセル神戸の半端ない日本代表FW補強史。大迫や武藤だけじゃない!カズや大久保も!
・【2021】低身長ながら活躍中のJ1リーガー6選!167cm以下
・【東京五輪】男子サッカー全代表チーム、市場価値ランキング&登録選手一覧。日本は何位?