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現役のローカル線駅舎に泊まれる「INN MY LIFE」(静岡県)
「NIPPONIA HOTEL 高野山 参詣鉄道 Operated by KIRINJI」(和歌山)
現役のローカル線駅舎に泊まれる「INN MY LIFE」(静岡県)

天竜浜名湖鉄道の二俣本町駅(ふたまたほんまちえき)という現役のローカル線無人駅にそのまま泊まれる「INN MY LIFE」。のんびりした田舎の原風景を旅した後に訪れることのできる1日1組限定の宿だ。
平屋の駅舎を利用した客室は、37㎡と広々とした空間。早めにチェックインして、1時間に1本もこない電車の音を楽しみながら、自分だけの時間を過ごしてみたい。

4月からはハイエンドのオーディオ機器が導入される予定。備え付けのCDやレコードもあるが、好きな音源を持ち込めば、楽しい時間がやってくる。
電車の音で目を覚ましたら、朝食が用意されており、食材のほとんどは浜松ゆかりのもの。天然酵母のパンやベーコン、野菜サラダがいただける。そのあとは、またローカル線に乗って旅の目的地へ。日本の素朴さにふれられる旅となるだろう。
静岡県浜松市天竜区二俣町二俣 天竜浜名湖鉄道 二俣本町駅
1泊朝食付き12,500円〜
「NIPPONIA HOTEL 高野山 参詣鉄道 Operated by KIRINJI」(和歌山)

「NIPPONIA HOTEL 高野山 参詣鉄道 Operated by KIRINJI」は、高野下駅舎を利用したホテル。高野下駅は高野山へ参詣するのに利用されていたが、路線が延長されたことにより、使用されない部分ができてホテルがオープンした。大正14年築の駅舎をそのままリノベーションしているため、客室は電車パーツや真っ赤なカーテンなど鉄道の情緒が感じられる。
客室へはホームからそのままチェックイン。客室からは、ホームを行き来する電車を眺めることができる。客室は「高野」と「天空」の2タイプがあり、それぞれ4人までと2人までが使用できるようになっている。豊かな自然と鉄道ロマンを感じながら、時間を過ごすことができる。
翌朝は隣駅の「おむすびスタンドくど」で朝食をいただいて、高野山に参詣してみよう。
和歌山県伊都郡九度山町椎出
1泊2日8,000円〜
※隣駅「おむすびスタンドくど」無料朝食券付き(おむすびスタンドくど定休日あり)
駅舎を利用した宿泊施設には、さまざまなタイプがありそれぞれに魅力的。共通しているのは、駅が持つ歴史や風景に身をゆだねながら、どっぷりとそのロマンにひたれるところだ。鉄道が日常にとなる旅を体験してみよう。
取材・文:岡本のぞみ(verb)
提供元・男の隠れ家デジタル
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