
日本代表MF守田英正(26)は、ポルトガル国内の強豪スポルティングCPプリメイラリーガ(ポルトガル1部)への移籍が噂されている。その中、CDサンタ・クララの元幹部が同選手の獲得に踏み切った理由を語った。8日、ポルトガル紙『A BOLA』が伝えている。
守田英正は2020年1月に明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレからCDサンタ・クララへ完全移籍。契約期間3年半でサインを交わすと、1月25日に行われたプリメイラリーガ第15節・リオ・アヴェ戦以降、リーグ戦全試合でフル出場。今季もここまでリーグ戦24試合中20試合で先発出場するなど、監督交代が相次ぐ中でも引き続き中盤の主力として活躍している。
そんな守田英正の去就を巡っては、今月はじめにスポルティングCPが同選手獲得にむけてCDサンタ・クララとの交渉を進めているとポルトガル紙『O JOGO』が報道。CDサンタ・クララが移籍金500万ユーロ(約6億3000万円)を求める中、スポルティングCPは移籍金250万ユーロ(約3億2000万円)にくわえてボーナス最大250万ユーロでオファーを提示したと伝えられている。また、『A BOLA』は両クラブが取引の成立を急いでいると主張。「モリタはスポルティングCPの2022/23シーズンの補強第一号になる可能性がある」と報じていた。
CDサンタ・クララの元スポーツディレクターであるディオゴ・ボア・アルマ氏は『A BOLA』のインタビューに応じた際、「日本ではすでにキャプテンを務めていたし、2度のJ1リーグ優勝、日本代表戦出場、ベストイレブン選出など、日本で最高の選手のひとりだった。彼は守備の仕方を理解している。それにポジショニングの取り方やアグレッシブさ、さらにはボールを持ったときのクオリティの高さなど、完成されたミッドフィルダーとして注目を集めていた」と守田英正獲得に踏み切った時の記憶を振り返っている。
また、同選手がスポルティングCPで活躍できるか聞かれると「長い間にわたって6番や8番のポジションをこなしてきたわけだし、スポルティングCPの(採用する)システムにも完璧にフィットする」とコメント。
そして守田英正の今後の可能性について「どれだけ大きなクラブでも彼の居場所はあることに疑いはない。それに一定のレベルに達すれば、どこに行ってもすぐにチームの重要な選手としての地位を確立するだろう」
「彼がまだサンタ・クララにいて、ビッグクラブが彼に注目して獲得に動かない方が不思議なくらいだ。クオリティが高く、ポルトガルサッカー界で最も完成されたミッドフィルダーの一人である。彼にはそのレベルに達するために必要なすべての要素が備わっている」と語った。
【関連記事】
・欧州5大リーグ、現行監督の長期政権ランキング。最も指揮が長いのはあの重鎮!
・超カッコ良い!東京五輪も盛り上げてきた2大フットボール・アンセム
・ヴィッセル神戸の半端ない日本代表FW補強史。大迫や武藤だけじゃない!カズや大久保も!
・【2021】低身長ながら活躍中のJ1リーガー6選!167cm以下
・【東京五輪】男子サッカー全代表チーム、市場価値ランキング&登録選手一覧。日本は何位?