目次
フリーランスのテストエンジニアの単価相場と年収
フリーランスのテストエンジニアが取得すべき資格

フリーランスのテストエンジニアの単価相場と年収

フリーランスのテストエンジニア向け案件の平均月単価は40万円〜60万円ほど。そのため、単純に計算すると年収は480万円〜720万円程度となるでしょう。

ただし、テストエンジニアの案件は月10万円のものから150万円ものまであり、人によって年収の差が大きい点は考慮しなければなりません。

単価が低い案件は実質テスターのような業務内容のものが多い一方、単価が高い案件はテスト設計や結果の分析など高い知識と技術が要求される傾向があります。

フリーランスのテストエンジニアとして年収を上げるためには、テストの知識やプログラミングの言語などを学習し続けスキルアップしていくことが大切です。

フリーランスのテストエンジニアが取得すべき資格

IT関連のエンジニアは基本的に資格よりも、「どのような作業をこれまで行ってきたか」という実績で判断されます。

しかし、テストエンジニアのように人材の数が少ない職種の場合、資格の保有数も判断されるポイントになります。

なかにはテストエンジニア専用の資格もあり、取得すれば案件獲得に役立つでしょう。

フリーランスのテストエンジニアが取得しておきたい資格は以下のとおりです。それぞれの詳細について解説します。

  • ソフトウェア品質技術者資格認定
  • IT検証技術者認定試験
  • JSTQB認定テスト技術者資格
  • 各種プログラミング言語の認定資格

ソフトウェア品質技術者資格認定

フリーランスのテストエンジニアになるには? 年収や取得すべき資格を解説
(画像=▲出典:JCSQE、『Workship MAGAZINE』より 引用)

『ソフトウェア品質技術者資格認定』とは、一般財団法人日本科学技術連盟(JCSQE)が運営する認定試験。

テストはレベルに応じて初級と中級に分けられており、ソフトウェア品質に関わる問題が幅広く出題されます。

IT検証技術者認定試験

フリーランスのテストエンジニアになるには? 年収や取得すべき資格を解説
(画像=▲出典:IVIA、『Workship MAGAZINE』より 引用)

workship_バナー フリーランスのテストエンジニアになるには? 年収や取得すべき資格を解説

無料のメールマガジンに登録 毎週月曜日に、フリーランス向けニュースまとめをお届けします。 プライバシーポリシーはこちら

メールアドレスを入力

ポリシーに同意して登録 FREELANCEセイタモ2022.03.04 2022.03.04 とは フリーランスエンジニア 年収/単価/相場 案件獲得 Webアプリケーションなどのコードに対してテストを実施する「テストエンジニア」。

開発の知識とスキルを踏まえつつ、あらゆる不具合の可能性を考慮してコードに向き合う、さまざまな知識が必要とされる専門性の高い職種です。

テストエンジニアのなかには、その専門性を生かしてフリーランスとして活躍する方もいます。

この記事では、テストエンジニアがフリーランスとして働く場合の単価相場や年収、将来性、取得すべき資格、仕事獲得方法までご紹介します。

目次 [非表示]

テストエンジニアとは フリーランスのテストエンジニアの需要と将来性 フリーランスのテストエンジニアの単価相場と年収 フリーランスのテストエンジニアが取得すべき資格 フリーランスのテストエンジニアの仕事獲得方法 おわりに テストエンジニアとは テストエンジニアとは、ソフトウェアやハードウェアの開発において、製品が仕様通りに作られているかをチェックする職種。テストを実施し結果を報告、改善案を作成するまでが業務内容です。

テストエンジニアは基本的に以下のような流れで仕事を行います。

テスト計画の策定 テスト対象の仕様を調査し、テストする目的やテスト範囲、優先順位などを決定します。 テスト設計 策定した計画書に基づいてテスト技法や観点を決め、テストケースを作成します。 テスト実施 テスト設計で作成した設計書に沿って、プログラムのテストを実施します。この工程はテスターが担当する場合や、テスト用ツールによって自動化されている場合もあります。 結果報告 テスト結果をまとめ、開発者やプロジェクトリーダーなどに報告します。このときテストケースに何らかの不備があった場合や、テスト内容に追加の要望があった場合などには再テストを行います。 改善の提案 テストの結果から洗い出された問題点を改善するための提案を行います。従来では、経験の浅いプログラマーがテスト工程をよく行っていましたが、セキュリティ強化の需要の高まりから、テストエンジニアに求められるレベルも高まっています。 フリーランスのテストエンジニアの需要と将来性

これまでの製品テストでは、開発規模が大きいほど多くのテストケースが必要となり、テスターとテストエンジニアも多数求められていました。

しかし、テストの自動化ツールが普及したことで、AIによって膨大なテストケースを網羅的に実行できるように。そのため、ツールを導入している大規模な開発現場では、以前よりテスターの需要は減少している傾向にあります。

しかし、テスト設計や結果の分析など自動化が難しい領域では変わらずテストエンジニアが求められているほか、テストツール自体の正確性を検証する際にも必要とされます。

そのため、テストエンジニアの需要はなくならず、なかでも短期やプロジェクトごとに契約できるフリーランスのテストエンジニアの将来性は高いと考えられます。

フリーランスのテストエンジニアの単価相場と年収 フリーランスのテストエンジニア向け案件の平均月単価は40万円〜60万円ほど。そのため、単純に計算すると年収は480万円〜720万円程度となるでしょう。

ただし、テストエンジニアの案件は月10万円のものから150万円ものまであり、人によって年収の差が大きい点は考慮しなければなりません。

単価が低い案件は実質テスターのような業務内容のものが多い一方、単価が高い案件はテスト設計や結果の分析など高い知識と技術が要求される傾向があります。

フリーランスのテストエンジニアとして年収を上げるためには、テストの知識やプログラミングの言語などを学習し続けスキルアップしていくことが大切です。

フリーランスのテストエンジニアが取得すべき資格 IT関連のエンジニアは基本的に資格よりも、「どのような作業をこれまで行ってきたか」という実績で判断されます。

しかし、テストエンジニアのように人材の数が少ない職種の場合、資格の保有数も判断されるポイントになります。

なかにはテストエンジニア専用の資格もあり、取得すれば案件獲得に役立つでしょう。

フリーランスのテストエンジニアが取得しておきたい資格は以下のとおりです。それぞれの詳細について解説します。

ソフトウェア品質技術者資格認定 IT検証技術者認定試験 JSTQB認定テスト技術者資格 各種プログラミング言語の認定資格 ソフトウェア品質技術者資格認定 フリーランス テストエンジニア ▲出典:JCSQE

『ソフトウェア品質技術者資格認定』とは、一般財団法人日本科学技術連盟(JCSQE)が運営する認定試験。

テストはレベルに応じて初級と中級に分けられており、ソフトウェア品質に関わる問題が幅広く出題されます。

ソフトウェア品質技術者資格認定の詳細をみる

IT検証技術者認定試験

▲出典:IVIA

『IT検証技術者認定試験』とは、一般社団法人IT検証産業協会(IVIA)が運営するテストエンジニアの資格試験。製品品質の水準を保証する技術を持っていることを認定する試験といえます。

テスト現場での実務能力を重視した資格になっており、

  • テスター向けのエントリーレベル(レベル1〜2)
  • テスト設計者向けのミドルレベル(レベル3〜4)
  • 上位コンサルタント向けのハイレベル(レベル5〜7)

とレベルにあわせて細かく試験が分けられています。

JSTQB認定テスト技術者資格

フリーランスのテストエンジニアになるには? 年収や取得すべき資格を解説
(画像=▲出典:JSTQB、『Workship MAGAZINE』より 引用)

『JSTQB認定テスト技術者資格』とは、ソフトウェアテスト技術を証明するための資格試験。「JSTQB」という日本におけるソフトウェアテストの技術者認定組織が運営しています。

JSTQBは国際的な資格組織である「ISTQB」に加盟しているため、JSTQB認定テスト技術者資格を所持していれば、海外でもソフトウェアテスト技術があると証明できます。

JSTQB認定テスト技術者資格は難易度によってレベルが分かれており、ソフトウェアテストに関する基礎力を計る「Foundation Level(FL)」と、より高度な知識と技術を必要とする「Advanced Level(AL)」があります。

さらにALの資格は「テストマネージャー」、「テクニカルテストアナリスト」、「テストアナリスト」の3種類に分かれており、より細かく知識が試されます。

各種プログラミング言語の認定資格

テストエンジニアは、実際にできあがったコードに対してテストを実施します。そのため各種プログラミング言語の認定資格があれば、どのコードに詳しいかをアピールできるでしょう。

たとえばHTMLの場合、HTML5プロフェッショナル認定試験などがあります。

プログラミング言語の種類について、あらためて抑えておきたい方は以下の記事をご覧ください。