ギャップは3月3日、2021年期通期決算を発表した。売上高は166億7000万ドル(1兆9139億6605万円、前年比20.7%増、前々年比1.7%増)、営業利益は8億1000万ドル(930億15万円、前年は8億6200万ドルの赤字、前々年比41.1%増)、当期純利益は2億5600万ドル(293億9264万円*、前年は6億6500万ドルの赤字、前々年比27%減)だった。
ブランド別の売上高では、「オールド・ネイビー(Old Navy)」が90億8200万ドル(1兆427億4983万円)、「ギャップ(Gap)」が40億6300万ドル(4664億9334万円)、「バナナ・リパブリック(Banana Republic)」が19億7600万ドル(2268億7444万円)、アメリカでのみ展開されているアスレジャーブランドの「アスレタ(Athleta)」が14億3200万ドル(1644億1508万円)だった。「アスレタ」は、女性の福祉をサポートする同ブランドのデジタルコミュニティである「アスレタ・ウェル(Athleta Well)」のローンチから6ヶ月の間にウェルネス分野で大きな成長を観測しており、その他デジタル部門での強みにも牽引されて、2023年度までに売上高が20億ドルに達することが見込まれている。
地域別の売上高では、アメリカ合衆国(プエルトリコ、グアム含む)が141億1700万ドル(1兆6208億4335万円)、カナダが12億5200万ドル(1437億4838万円)、ヨーロッパが3億4000万ドル(390億3710万円)、アジアが7億1000万ドル(815億1865万円)だった。
同社は、2022年度内に「オールド・ネイビー」と「アスレタ」の店舗をそれぞれ約30〜40ずつ出店する予定だ。一方、北米での350店舗の閉店も計画されており、「ギャップ」「バナナ・リパブリック」はそれぞれ約50〜60店舗ずつ閉鎖される予定だ。
*1ドル=114円換算(3月6日時点)
文・西岡愛華/提供元・SEVENTIE TWO
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