明治安田生命J1リーグのジュビロ磐田に加入した東京五輪U24ブラジル代表DFリカルド・グラサ(24)は、まもなく来日するようだ。
センターバックを本職とするグラサは2018年、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のヴァスコ・ダ・ガマでトップチームに昇格。プロ1年目からリーグ戦で13試合に出場すると、昨シーズン後半からレギュラーに定着していた。
また、昨年7月から8月にかけて開催された東京五輪男子サッカー競技には、ブラジルU24代表の一員として参戦。チームは決勝戦でスペインを下して金メダルを獲得しているが、同選手は全6試合でピッチに立つことはなかった。
同選手は昨年12月23日にヴァスコ・ダ・ガマからジュビロ磐田への完全移籍が正式決定。ブラジル紙『O DIA』の報道によると、ジュビロ磐田は買い取り義務付きレンタルによるオファーを提示していたが、交渉を重ねた末に移籍金150万ドル(約1億7000万円)の支払い、完全移籍での獲得という条件でヴァスコ・ダ・ガマと合意。選手サイドとは年俸80万ドル(約9000万円)による3年契約を結んでいる。
そんなグラサは今月4日にインスタグラムを更新。大きなスーツケース2台の前にいる娘の姿をストーリー機能にアップ。娘が父親との別れを寂しがるような素振りを見せているほか、グラサ本人が「Papao(パパ)」というコメントと日本国旗の絵文字を投稿していることから、近いうちに来日するものとみられる。
なお、日本政府は今月からプロ野球チームやJリーグクラブと新規契約を結んだ外国人選手の入国を認める方針をすでに固めている。ジュビロ磐田がすでにリーグ戦2試合、YBCルヴァンカップ1試合を消化しているだけに、多くのサポーターがグラサの早期合流を望んでいるはずだ。
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