近年メディアで注目されることが多い資格の一つに整理収納アドバイザーがあります。雑誌で片付けや断捨離の企画があると必ずと言ってよいほど、整理収納アドバイザーの資格を持った方がアドバイスをしており、参考になることも多いです。

そこで今回は、整理収納アドバイザーとはどの様な資格なのか、その仕事内容や収入についてお話しします。参考にしてみて下さい。

目次
整理収納アドバイザーとはどんな資格?
整理収納アドバイザーの仕事内容

整理収納アドバイザーとはどんな資格?

整理収納アドバイザーの仕事とは?資格や気になる年収まで徹底解説!
(画像=引用:PAKUTASO、『工具男子』より引用)

整理収納アドバイザーとは実際にどの様な資格なのか、ここではその資格の種類と仕事にするための条件などについてご紹介します。これから整理収納アドバイザーの資格を取得したいという方の参考になれば幸いです。

資格には色々な種類がある

整理収納アドバイザーの仕事とは?資格や気になる年収まで徹底解説!
(画像=引用:PAKUTASO、『工具男子』より引用)

整理収納アドバイザーは、特定非営利活動法人/一般社団法人であるハウスキーピング協会が認定している資格であり、国家資格ではありません。世間的に広く認知されているものの、私的な資格になります。

また、整理収納アドバイザーの資格と一言で言っても、3級、2級、1級のほかに整理収納アドバイザー認定講師、企業内整理収納マネージャー、収納環境プランナー、介護環境整理アドバイザー、整理収納教育士など色々あります。

具体的にどの様な分野の整理収納アドバイザーとなりたいのか、どの程度仕事として生かしたいのか、によっても選びたい資格は変わってきます。まずは企業向けや家庭向けなど、どの分野で活躍したいのか、高齢者がいる家庭か幼児がいる家庭のどこにクライアントのターゲットを絞りたいのかによってもその内容が違ってきます。

仕事にしたいなら1級以上が絶対条件

整理収納アドバイザーの仕事とは?資格や気になる年収まで徹底解説!
(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)

整理収納アドバイザーとして仕事をしたい、今している仕事に活かしたいのであれば1級以上が絶対条件です。2級では公式に仕事をすることはできないので注意しましょう。

ハウスキーピング協会が認定している資格の中には、この整理収納アドバイザー1級資格を得てはじめて受験が可能な資格もいくつかあります。どの資格を取るか悩んだら、まず最初に整理収納アドバイザー1級取得を目指すと、後の選択肢の幅が広がります。

1級を取得するためには?

整理収納アドバイザーの仕事とは?資格や気になる年収まで徹底解説!
(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)

整理収納アドバイザー1級資格を取得するためには、まず2級資格を得なくてはなりません。3級は必須ではないので、多少整理収納に自信があるのであれば、2級から始めてみるのもよいでしょう。

2級資格を得た後に、講座に参加して準1級資格を取得します。講座の開催場所やオンライン講座の日程などについては公式サイトで確認しましょう。準1級を得るためには特に試験はありません。準1級資格を得てから1級資格を得るための1次試験、2次試験をパスして初めて1級資格が取得できます。

資格取得におすすめのテキスト

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(画像=『工具男子』より引用)

整理収納アドバイザー公式テキスト 一番わかりやすい整理入門
単行本 : 200ページ
出版社 : ハウジングエージェンシー (2018/4/3)

整理収納アドバイザーの資格を取得するためには、どの様なテキストを読んだらよいのか気になるでしょう。基本的には受講時に必須となるテキスト「整理収納アドバイザー公式テキスト 一番わかりやすい整理入門」だけで十分に対応できます。必要な要素はこのテキストにしっかりと書かれているので熟読するようにしましょう。

それだけでは不安な場合は、本屋で整理収納や片づけに関するエッセイや実践本などを読むのもおすすめです。最近は雑誌などでも整理収納に関する特集が組まれていることが多いので、チェックしてみて下さい。

一つ注意したいのは、整理収納アドバイザーの資格を取得するために読みたいのであれば、執筆している方の資格が「整理収納アドバイザー」である点を確認することです。整理収納に関する資格はほかの協会や団体などでもあり、一つ一つその内容や教えが微妙に異なります。

「整理収納アドバイザー」という名称の資格はハウスキーピング協会独自のものであり、この資格取得に役立てたいのであれば、この名称の肩書を持つ方が執筆した本を読むことをおすすめします。

整理収納アドバイザーの仕事内容

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(画像=引用:PAKUTASO、『工具男子』より引用)

整理収納アドバイザーになると実際にどの様な仕事をするのか、その内容についてここでご紹介するので参考にしてみて下さい。仕事に活かしてみましょう。

仕事内容①個人宅の整理収納

整理収納アドバイザーの仕事とは?資格や気になる年収まで徹底解説!
(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)

一番仕事として生かしやすいのが、個人宅での整理収納の仕事かもしれません。整理収納に悩む個人宅を訪れ、住んでいる方のニーズに合わせてどのように整理収納をすればより暮らしやすく、そして使いやすくなるのかを依頼者と相談しながら考えていきます。

報酬は対象空間の広さや掛かった時間などを考慮して自分で設定する必要があります。価格設定に悩んだらほかの整理収納アドバイザーの方の価格設定をリサーチして参考にしてみましょう。

仕事内容②企業への就職

整理収納アドバイザーの仕事とは?資格や気になる年収まで徹底解説!
(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)

整理収納アドバイザーの資格を活かして企業に就職することも可能です。分野としてはインテリア関連、住宅関連、家事代行サービスなどで資格を持っていることにより優遇されることがありますが、ほとんどは正社員ではなく、パートなどでの雇用が多いというのが実態の様です。

整理収納アドバイザーの資格があることにより、企業内で大きくキャリアアップできるとは限らないので注意しましょう。

仕事内容③セミナーなどでの講演

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(画像=引用:pixabay、『工具男子』より引用)

依頼者のニーズや聴衆に合わせた講演を行うセミナーの講師業務というのも整理収納アドバイザーの活動の一つにあります。どの様な整理収納のスキルが必要とされているかを判断し、整理収納のメリットや整理収納がもたらす多くの効果をたくさんの人に伝える仕事となります。

会社へ足を運んで社内教育セミナーを行ったり、幼稚園や小学生の子どもを持つ親達へ向けたセミナーなど、テーマを絞ってセミナーを開催することも可能です。

自分のこれまでの経験と整理収納アドバイザーとしての知識を生かして、活躍できそうな得意分野を探すところから始めてみるのも一案です。ほかの整理収納アドバイザーと比べ一線を画した得意分野があると、集客につながりやすいかもしれません。