
明治安田生命J1リーグのFC東京からCDサンタ・クララへ期限付き移籍したFW田川亨介(23)は、今後レギュラー定着のチャンスが巡って来るかもしれない。6日、ポルトガル紙『A BOLA』が伝えている。
田川亨介は今年1月18日にFC東京から1年半レンタルによりCDサンタ・クララへ加入することが正式決定。先月1日のプリメイラリーガ(ポルトガル1部)第20節・ボアヴィスタ戦でデビューし、いきなりゴールをあげていた。ただ、その後はリーグ戦5試合中3試合で途中出場、2試合で出場機会なしと現時点では控え要員となっており、今月6日開催の第25節・ヴィゼラ戦ではわずか1分しかピッチに立っていない。
その中『A BOLA』の報道によると、田川亨介のチームメイトであるブラジル人FWクライザン(25)の中国移籍がほぼ確実になったとのこと。同選手は2020年1月にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアトレチコ・パラナエンセからCDサンタ・クララへ完全移籍。昨季にリーグ戦で4ゴール7アシストと結果を残すと、今季はここまでリーグ戦25試合中16試合の先発出場で7ゴール2アシストをマーク。主にストライカーや右サイドアタッカーとして起用されており、ヴィゼラ戦でもゴールを決めていた。
しかし、中国スーパーリーグ(中国1部)の山東泰山が獲得に乗り出すと、移籍金200万ユーロ(約2億5000万円)の支払いでCDサンタ・クララと合意に達したとのこと。Kリーグ1(韓国1部)の蔚山現代へレンタル移籍した元浦和レッズのFWレオナルド(24)にかわるストライカーを確保している。このクライザンの中国移籍により田川亨介の出場時間が予想されるほか、今後のパフォーマンス次第ではレギュラーをつかむ可能性があるようだ。
なお、ポルトガル紙『O JOGO』はCDサンタ・クララが財政難に陥っていると報道。日本代表MF守田英正(26)の放出にむけて、昨季プリメイラリーガ優勝クラブのスポルティングCPとの交渉を進めている。また、CDサンタ・クララは移籍金500万ユーロ(約6億3000万円)を求めているが、スポルティングCPは移籍金250万ユーロ(約3億2000万円)にくわえてボーナス最大250万ユーロでオファーを提示しているようだ。
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