
かつて川崎フロンターレに所属していた日本代表DF板倉滉(25)はマンチェスター・シティからのレンタル移籍によりシャルケでプレーしているが、今夏シャルケ残留はブンデスリーガ昇格時に限られているようだ。6日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
板倉滉は東京五輪終了後の昨年8月19日にマンチェスター・シティからシャルケへレンタル移籍。2日後の2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)第4節・ヤーン・レーゲンスブルク戦でデビューすると、第5節・フォルトゥナ・デュッセルドルフ戦以降は全21試合でスタメン出場している。また、先月には日本代表に再び招集されると、中国戦とサウジアラビア戦でいずれもフル出場して勝利に貢献していた。
その中、『ビルト』は同選手の去就について「彼の残留は完全に昇格に依存している」と主張。本人は以前にドイツメディアのインタビューを受けた際、「ここの居心地は良いですし、長い期間シャルケでプレーしたいと思っています」と語っていたが、クラブの成績次第では今夏退団の可能性があるという。
また、マンチェスター・シティとシャルケの取引に盛り込まれている買い取りオプションが400万ユーロ(約5億円)であるとのこと。シャルケはブンデスリーガ復帰を果たせなかった場合には、マンチェスター・シティとの再交渉を行う可能性があるものの、マンチェスター・シティに400万ユーロ以上のオファーが届くことも考えられるようだ。
そのシャルケは今月4日開催の2.ブンデスリーガ第25節・ハンザ・ロストック戦で3-4と敗戦。ブンデスリーガ自動昇格圏内の2位ダルムシュタットとの勝ち点差が「6」に広がったこともあり、試合翌日にディミトリオス・グラモジス監督の解任に踏み切っている。
なお、英紙『デイリーレコード』は先月下旬、昨夏の移籍ウィンドウでセルティックが板倉滉の争奪戦でシャルケに敗れたことを報道。その上でセルティックが今季終了後に同選手の獲得に再挑戦する可能性があると伝えている。
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