理想的な減量食というものは、体脂肪が少しずつ減っていくと同時に、その人の健康を向上させるような内容のものである。さらに言えば、そのような理想の減量食は生涯続けていくことができるものであり、一時的に我慢したり、制限したりすることを強要する内容のものであってはならない。

文:Hunter Blackborne, CSCS 翻訳:ゴンズプロダクション

理想的な減量食は人のライフスタイルにも影響するのだ。そのような減量食から得られる効果は、ゆっくりだが確実な結果をもたらし、持続させることができるのだ。間違っても、一時的に絶食のような食事をし、目標体重まで減らしたら、それで満足して再び元の食事に戻すようなやり方には手を出さないでほしい。

例えば、一定期間、グレープフルーツだけを食べるような食事法などがそだ。そのようなやり方で体重を減らしても、リバウンドでもとの体重にすぐ戻るか、以前を超える体重まで跳ね上がる可能性もある。

食べながら減らす

信じられないかもしれないが、以前よりも食事量は増えているのに体重を減らすことができる食事法がある。このような食事法は1日5回の食事からなるが、1回ごとの食事量は決して多くはない。5回のうちの3回は緑葉野菜を多く含む内容で、少量の炭水化物(半カップ程度)と脂身の少ない肉(タンパク質)で構成される。

例えばそのような内容の食事は朝食、昼食、夕食で摂取する。残りの2回は、3回の食事の間に入れるようにし、健康的な軽食を選択する。3回の食事で野菜、タンパク質、少量の炭水化物を摂取する理由は次の通りだ。そもそも野菜はカロリー量が低い。結構な量を食べても、体の中に取り込まれるカロリー量は決して多くはない。一方、タンパク質を食べると満腹感が得られ、その状態が継続する。

さらに、タンパク質は腸内で分解されるときにエネルギーを消費する。つまり、タンパク質を摂ることは、エネルギーとなるカロリーを摂取しながら、同時に分解するためにエネルギーを消費することになるのだ。炭水化物は体内でエネルギー源になるし食後の満足感をもたらしてくれるので、ほんの少しだけ摂取したい。選択する野菜は日常的に入手できるものがいい。

タンパク質は普段の食事で食べ慣れている鶏肉、赤身肉、魚などがいい。炭水化物も特別なものは不要で、米やパスタを選択するといい。普段から食べ慣れているもの、入手しやすいものを選択したほうが減量食を長く続けることができるので、特殊なものはできるだけ選ばないようにするのが成功の秘訣である。

提供元・FITNESS LOVE

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