目次
中古マンションを選ぶ人が増えている理由
・新築に比べて購入価格が安い
・すでに完成している物件を見れる
・リノベーションで家づくり
まとめ
中古マンションを選ぶ人が増えている理由
今まで日本においては、新築人気が根強く、中古マンションを選ぶ人は新築に比べて少ないのが実情でした。しかしその状況が2016年から変わってきました。
データ参照:
首都圏不動産流通市場の動向(2018年)
≪首都圏マンション市場動向≫
2016年から3年連続で中古マンションの販売件数が新築マンションを上回るという前代未聞の事態が起きています。
では、なぜ中古マンションの販売件数が増えているのでしょうか。
新築に比べて購入価格が安い
中古マンションの魅力は、なんといっても購入価格が安いこと。日本の住宅市場では、建物の築年数が経過する毎に価格が下がるのが一般的で、新築から築20年くらいまでの価格の下がり方が大きくなっています。
また新築マンションの価格には、土地の価格や建物の建設費だけでなく、広告宣伝費やモデルルームの建設費、販売会社の手数料など余分な経費が上乗せされているため割高です。
一方で中古マンションの価格は、買いたい人がどれだけいるのか、売り出し物件の数はどれくらいなのかといった需要と供給のバランスによって決まります。新築マンションに比べて、より適正な価格で購入しやすいのが中古マンションなのです。
すでに完成している物件を見れる
新築マンションは、青田買いといって建物の完成を見る前に売買契約することが多々あります。中古マンションでは、実際の様子をしっかり確認しながら、選ぶことができる点も大きな魅力です。特に、マンションは共同住宅ですから、建物の状態の他、管理体制や入居状況などといった要素もとても重要です。
新築マンションでは全ての入居者が入居前であるため購入前にわかりえないことも、中古マンションであれば、どんな管理体制にあるのか、隣人や他の居住者について、実際の状況を確認することができる点で安心です。
リノベーションで家づくり
中古マンションでは、自分好みにカスタマイズできる点も人気の一つとなっています。新築マンションでは、あらかじめ間取りが決まっており、必要のない設備まで備え付けられている場合も多々あります。
中古マンションのリノベーションでは、堅固な構造はそのままに、室内の間取りや設備を自分好みに一新できるため、コストパフォーマンスのよい家づくりを楽しむことができます。
まとめ
中古マンションの魅力は、価格が安いこと、実際の建物や周辺環境を確認しながら購入判断ができること、そしてリノベーションで家づくりを楽しめることです。一方で、築年数などの建物の状態や管理状況などは1つ1つ異なりますから、二つとして同じ条件の物件はありません。
いいと思った物件は、速やかにチェックし購入判断をしなければ、魅力的な物件であるほど僅差で他の購入希望者に先取りされてしまうということもあります。優良な物件を見分けるポイントを抑えつつ、自分たちの優先順位をしっかり整理しておくことが、いい物件を購入できる鍵となるのです。
この記事で紹介したポイントに注意しながら、納得できる中古マンションを選びましょう。
※本記事では、記事のテーマに関する一般的な内容を記載しており、より個別的な、不動産投資・ローン・税制等の制度が読者に適用されるかについては、読者において各記事の分野の専門家にお問い合わせください。(株)GA technologiesにおいては、何ら責任を負うものではありません。
提供元・RENOSYマガジン
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