サムスン電子が昨年に発表した中低価格帯モデルの「Galaxy A12」が、スマートフォン出荷量で1位を記録した。アップルは、スマートフォン出荷台数の上位10位圏から7つのモデルを引き上げ、人気を集めた。韓国メディア「ZDNetKorea」が報じた。(写真:Galaxy A12ブラック=サムスン電子)
1日、市場調査会社のオムディアによると、昨年Galaxy A12は出荷台数5,180万台を記録し、最も売れたモデルに名を連ねた。これまでスマートフォン単一モデルでは年間5000万台を突破したのはサムスン電子が初めてだ。
Galaxy A12は、インドやベトナム地域で高い人気を集めたものと見られる。サムスン電子は中国メーカー各社との競争が激化し、中低価格ラインナップの強化に向け、2019年から低価モデルの「Jシリーズ」と「Aシリーズ」を統合した。
オムディアのチュシ・ホン先任リサーチマネジャーは「昨年出荷量上位10モデルに含まれたアップルのiPhone平均販売価格(ASP)はGalaxy A12より5倍高い」とし「しかしGalaxy A12は単一モデルで年間販売量5000万台を超え、サムスン電子で最も生産性のある製品として作用した」と分析した。
昨年、上位10モデルの出荷量順位で最も多い製品を記録したのはアップルだった。アップルは2位から9位までの計7モデルがランクインした。iPhone 12、13、11シリーズはそれぞれ4170万台、3490万台、2260万台を出荷した。特にiPhone 13は販売価格が上昇したにもかかわらず前モデルのiPhone 11(3360万台)より100万台以上増えた。前モデルよりメモリの容量を増やした影響のためだ。
5位はシャオミの「レッドミー9A」が2680万台を出荷した。

2021年スマートフォン出荷量順位10モデル(オムディア)
サムスン電子の低価格モデルであるGalaxy A02は昨年1830万台を出荷し、10位を記録した。一方、上位10位圏にGalaxy S、Galaxy Zシリーズなどサムスン電子のフラッグシップモデルは含まれなかった。
昨年に比べ、アップルは上位10順位に2モデルを追加し、サムスン電子は2モデルが減った。シャオミは昨年と同じく1モデルが上位10位内に入った。シャオミの順位は昨年9位から5位に上がった。
提供元・コリア・エレクトロニクス
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