
かつてボルシア・ドルトムントやマンチェスター・ユナイテッドに所属していた元日本代表MF香川真司(32)は、現在シント=トロイデンVV(STVV)でプレーしている。そんな香川真司の現状にドイツメディア『シュポルト』が悲観的な見解を示した。
同選手は2010年夏にセレッソ大阪からドルトムントへ完全移籍すると、海外挑戦1年目からレギュラーに定着してブンデスリーガ連覇に貢献。そして2012年6月にはマンチェスター・ユナイテッドへ加入すると、2012/13シーズンにプレミアリーグのタイトルを獲得。しかし、翌2013/14シーズンに出場機会が減少すると2014年夏に就任したルイ・ファン・ハール監督から構想外を告げられ、ドルトムントへ復帰。その後はスュペル・リグ(トルコ1部)のベシクタシュやスペイン2部のレアル・サラゴサ、ギリシャ1部の強豪PAOKをへて今年1月からSTVVの一員となっている。
『シュポルト』は2日、「カガワの墜落が止まらない」という見出しのもと香川真司の特集記事を掲載。同選手について「(ドルトムントの一員として)ブンデスリーガに深い足跡を残した。2012年から次のステップに進もうとしたが、ほとんど空振りに終わった。2014年にドルトムントへ復帰してDFBポカールのタイトルを獲得した後、ついに本当に大舞台に別れを告げることになった」と回顧している。
そして「驚くべきことにカガワがは32歳でベルギーの弱小クラブ、シント=トロイデンVVへ移籍した」とSTVVでプレーしている香川真司の今に言及。そしてSTVVについて「日本人の登竜門として機能している」と評している。
なお、香川真司は1月10日にSTVV加入が正式決定すると、先月1日から全体トレーニングに合流。先月13日開催のジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第27節・ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ戦でデビューしているが、一度も先発メンバーに名を連ねていない。
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