QRコード決済業界の絶対王者である「PayPay」の懐の深さが際立つ判断と言えるかもしれない。PayPayは現在開催中の還元キャンペーンで、還元付与上限をなんと最大で2.5倍にまで引き上げることを発表したのだ。いったいなぜなのだろうか…?
今回は、PayPayが上限を引き上げた背景や、その判断から生じる影響などについて考えていきたい。
PayPay、新サービス「PayPayあと払い」キャンペーンの強化を発表

(画像=3月1日から付与上限が変更される(画像は「PayPay」公式サイトより引用)、『オトナライフ』より 引用)
PayPayは2月25日、「『PayPayあと払い』利用キャンペーンの付与上限変更について」と題するお知らせを公開。その中で、現在開催中の「指定支払い方法での決済で1%戻ってくる!キャンペーン」と「指定支払い方法での決済でさらに1.5%戻ってくる!キャンペーン」にて、決済1回あたりの付与上限および1か月あたりの付与上限を、これまでの合算で2,500円相当から6,250円相当へと変更することを発表した。
これまでは両キャンペーンを利用して最大10万円の利用まで2.5%の付与をえられていたものが、最大25万円の利用まで2.5%付与の恩恵を得られることになった。つまり同サービスを毎月10万円以上利用するヘビーユーザーが、よりお得に利用できるようになった、ということだ。