「携帯電話」はその名の通り電話をする目的で生まれたのは言うまでもない。その進化の過程でウェブサイトが見られるようになったり、カメラで写真が撮れるようになったり、ゲームや動画といったエンタメ要素が楽しめるようになったりしてきた。しかしそんな進化のあまり、若者の間では携帯電話で電話をしなくなる“若者の携帯電話離れ”が進んでいるらしいことが明らかとなってきた。
今回は、そんな携帯電話の存在意義を揺るがすような調査結果についてお伝えしていきたい。
携帯電話は5人に1人は「毎日使う」!けれど年代別に見ると…?

(画像=かつては一家に一台あった固定電話も、現在では5人に1人は持っていない(「一般社団法人 日本ユニファイド通信事業者協会」調べ)、『オトナライフ』より 引用)
一般社団法人日本ユニファイド通信事業者協会は2月24日、全国20~69歳の男女を対象に実施した「国民の電話に関する意識アンケート調査結果」を発表。「携帯電話」「(LINEなどの)スマホアプリ通話」「固定電話」といった通話手段ごとの利用頻度の結果を明らかにした。
その内容によれば「通話手段ごとの利用頻度(週1回程度以上利用する人)」の割合で最も多かったのは「携帯電話」で55.1%、次いで「(LINEなどの)スマホアプリ通話」が36.5%、最下位となる3番目には「固定電話」24.1%という結果となった。
携帯電話の平均利用頻度は2.5日/週で、「毎日」という回答も19.2%とおよそ5人に1人は毎日携帯電話で通話していることが判明した。スマホアプリや固定電話では、「毎日」という回答がそれぞれ6.9%、5.8%と10%にも達していないことからも、携帯電話を利用するユーザーの多さがわかるだろう。