
サンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也(33)には中東クラブからの関心が以前から伝えられているが、新監督からの評価を高めているようだ。1日、イタリア・ジェノヴァの地元紙『Il Secolo XIX』が伝えている。
同選手は2020年1月にサウサンプトンからサンプドリアへ移籍。本来のパフォーマンスを発揮して出場機会を確保すると、2019/20シーズン終了後に買い取りオプション行使によりサンプドリアへの完全移籍する。そして昨季はセリエAで32試合に出場すると、今季も年明けまでリーグ戦ほぼ全試合でスタメンに抜てきされていた。
しかし、1月6日に行われたセリエA第20節・カリアリ戦で右大腿部を負傷。1カ月以上にわたり戦列を離れると、サンプドリアも1月中旬にロベルト・ダベルサ監督を解任してマルコ・ジャンパオロ氏の再招へいに踏み切っていた。
その中、吉田麻也は先月28日の第27節・アタランタ戦でベンチメンバーに復帰すると、0-2で迎えた後半キックオフから出場。ただ、相手攻撃陣の勢いを止められず追加点を献上。サンプドリアは0-4で敗れている。
ただ、ジャンパオロ監督は吉田麻也について「彼は経験豊かでパーソナリティを兼ね備えている。それにとても謙虚だ。彼はこのイカれた監督の要求を理解しようとするために、チーム内の人間と言い合いになることが多い。私は彼のことを気に入っているよ」とコメント。同選手のプロフェッショナルな姿勢を称えている。
なお、サンプドリアはアタランタ戦での黒星により2部降格圏の18位ヴェネツィアから4ポイント差の15位となっている。今月5日にはセリエA残留争いのライバルでもあるウディネーゼとの直接対決に臨むが、吉田麻也は監督交代後もチームの中心選手としてピッチに立ち続けるだろう。
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