セブンイレブンやイトーヨーカドーなどで利用できるのが、電子マネーのnanaco(ナナコ)です。チャージして利用できる便利な電子マネーnanacoですが、よりお得に使えるクレジットカードとの組み合わせや登録方法をご紹介します。
nanaco(ナナコ)の特徴とは?
Q:nanacoとは?どんなポイントが貯まるの?
A:nanaco(ナナコ)とは電子マネーのことで、支払い額に応じてnanacoポイントを貯められるのが特徴です。貯まったポイントは、電子マネーに1ポイント1円でチャージして使えます。セブンイレブンのほか、イトーヨーカドーやデニーズなどのセブン&アイグループはもちろん、nanacoでの支払いが可能な全国の提携店で使えます。
全国のセブン&アイグループ各店をはじめ、nanacoマークのあるお店でご利用いただけます。 nanacoが使える店舗数:約873,000店 <※2021年12月末時点>
出典:nanaco
nanaco(ナナコ)とは?
店舗レジもしくはクレジットカードから事前入金(チャージ)をして利用する電子マネーです。カード型の「nanacoカード」や、iOS・Android端末で利用できる各種アプリ版のnanacoがあります。
チャージ方法は現金かクレジットカードのみで、現金はセブンイレブンなどの店舗レジ、セブン銀行ATM、専用のnanacoチャージ機を使う必要があります。一方、クレジットカードは自分の好きなタイミングでチャージができるほか、残高が一定額を下回った際に自動的にチャージする「オートチャージ機能」を利用できるなど、使い勝手が良いのが特徴です。
クレジットカードを使ってチャージすると、その金額分のポイントがカードに還元されます。さらにチャージしたnanacoを使って支払いをすれば、決済分のnanacoポイントも貯められるため、ポイントの二重取りが可能です。
nanacoクレジットチャージに新規登録できるクレカはセブンカード系列のみ
Q:nanacoに組み合わせられるのはセブンカードだけ?
A:nanacoクレジットチャージに新規登録できるクレジットカードは、セブンカード・プラスをはじめ4種類あります。ただし、これからnanacoにチャージするために新しくクレジットカードを発行するのであれば、実質的な選択肢はセブンカード・プラスのみとなります。セブンカードやセブンカード(ゴールド)はすでに新規受付を中止しており、現在はセブンカード・プラスの入会が勧められているからです。
現在、nanacoクレジットチャージの新規登録が可能なのはセブンカード系列のみとなっており、以下のカード以外でチャージしたい場合は別途Apple Payへの登録が必要になっています。
<nanacoクレジットチャージに新規登録ができるクレジットカード>
- セブンカード・プラス
- セブンカード・プラス(ゴールド)
- セブンカード
- セブンカード(ゴールド)
このうち、セブンカードとセブンカード(ゴールド)の新規入会は現在受け付けていないため、カードを持っていない人がnanacoへのクレジットチャージに使えるのは実質2種類のカードのみです。
なお、残高が少なくなった場合に自動的にチャージされるオートチャージは4種のセブンカードのみが対応する機能となっています。
nanacoクレジットチャージに新規登録できていましたが、2020年3月12日からセブンカード系列のカード以外は新規登録ができなくなってしまいました。
セブンカード・プラス
セブンカード・プラスは、nanaco一体型のクレジットカードと、nanaco紐付型のクレジットカードの2種類が展開されているカードです。どちらもディズニーデザインのカードを選ぶことができるほか、nanaco一体型はクレジット機能とnanacoの機能がひとつにまとまり、利便性の高さが魅力です。
セブンカード・プラス(ゴールド)
セブンカード・プラス(ゴールド)は、インビテーション(招待制)のゴールドカードです。最大の特徴は、ゴールドカードにもかかわらず年会費無料という点で、カードに付帯する保険の条件が良くなり、セブンカードの特典もこれまで通り利用できます。すでにセブンカード・プラスを利用している人は、インビテーションが来たら必ずグレードアップしたいカードと言えるでしょう。
ショッピングガード保険(国内)
出典:セブンカード
国内でセブンカード・プラス(ゴールド)で購入された品物が、破損や盗難などにあった場合、購入日より90日間、年間100万円まで、その損害を限度額の範囲内で補償いたします(自己負担1事故5千円)。
※ショッピングガード保険(海外)については、セブンカード・プラスの通常のサービスとして提供させて頂いております。
セブンカード
セブンカードは、2022年3月現在新規入会を停止しているクレジットカードです。カード保有者に限り、家族カードやETCカードなどの追加カードのみ申し込みができます。年会費はワンコインの税込500円で、普段の買い物はもちろんnanacoへのチャージでもポイントが貯まるカードです。
セブンカード(ゴールド)
セブンカード(ゴールド)は、セブンカード・プラス(ゴールド)同様に招待制のクレジットカードですが、2022年3月現在は新規入会を停止しています。通常のセブンカードとの違いは、国内のショッピングガード保険が付帯することや、年会費が永年無料になる点です。
セブンカード系列以外のカードでも登録済ならチャージができる
Q:セブンカード系列以外のカードはもう使えないの?
A:2022年3月現在、新たにチャージ用としてクレジットカードを登録するには制限があるものの、ルールが変更される前からすでに登録していたクレジットカードは、今もなおチャージ用に使えます。ただし、セブンカード系列以外のカードは、どのクレジットカードでもチャージによるポイントは貯まりません。
nanacoのクレジットチャージはセブンカード系列のみですが、これはカードの新規登録のみです。2020年3月11日以前に、すでに他のクレジットカードをチャージ用に登録している人は現在もカードを変更することなくそのまま利用できます。
nanacoへのクレジットチャージは引き続き利用できるため、慌ててセブンカード・プラスやセブンカード・プラス(ゴールド)へ変更する必要はありません。登録しているクレジットカードの有効期限が更新されて新しくなった場合も、「登録クレジットカード変更・変更」の手続きをすればそのまま利用できます。
また、iOS端末で利用できるApple Payのnanacoの場合、JCB、Mastercard、アメックスの各クレジットカードからチャージが可能です。
Q.Apple PayのnanacoはApple Payチャージができますか?
出典:nanaco
A.回答
ウォレットアプリに設定したJCB、Mastercard、アメリカン・エキスプレスブランドのクレジットカードから、Apple Payのnanacoにチャージすることが可能です。 Apple Payに設定してあるVisaブランドカードについては、Apple Payのnanacoにチャージすることはできません。
nanacoのクレジットチャージに登録できた4種類のカードとは
2022年3月現在、nanacoにチャージできるクレジットカードは4種のセブンカードのみです。ただし、別のカードでも以前から登録していた人は現在も利用できるため、確認してみましょう。過去にnanacoのクレジットチャージ用に登録が多かった4種類のクレジットカードをご紹介します。
楽天カード
年会費が永年無料で、基本のポイント還元率は1%とポイントの貯まりやすいクレジットカードです。楽天グループの関連サービス利用で還元率が高くなるため、楽天市場などのサービスを頻繁に利用する人におすすめです。
以前は楽天カード(JCB)でnanacoにチャージすると、ポイント還元を受けることができていました。
リクルートカード
リクルートカードは年会費永年無料で、ポイント還元率が1.2%と高いのが特徴のカードです。じゃらんやホットペッパービューティーなど、リクルートの関連サービス利用でさらにポイント還元率が高くなります。リクルートカードも、nanacoにチャージしてポイント還元が受けられるカードとして使われていました。
ヤフーカード(PayPayカード)
Tポイントが貯まるヤフーカードは、ヤフーオークションやヤフーショッピングなど、ヤフー関連のサービス利用でポイントがさらに貯められます。以前はnanacoへのクレジットチャージで、1%のTポイントが還元されていました。
なお、ヤフーカードは新規発行を終了しており、後継カードとして「PayPayカード」が誕生しています。
JMBローソンPontaカードVisa
年会費永久無料のJMBローソンPontaカードVisaは、Pontaポイントが貯まるクレジットカードです。JMBは「JALマイレージバンク」のことで、貯まったPontaポイントをJALのマイルにも交換できるのが特徴です。
ローソンやローソンストア100では、200円(税抜)ごとにクレジット支払いでPontaポイントが4ポイント付与されます。
以前はnanacoへのクレジットチャージで0.5%のPontaポイントが付与されていましたが、現在はチャージによるポイントは付与されません。ただし、すでに登録済みの場合はチャージをすることは可能です。
どのクレジットカードにも言えることですが、ポイント還元率が低くなっていたり、nanacoを含む電子マネーへのチャージによるポイント付与はなくなったりする傾向にあります。
すでに登録済みのクレカはたとえ有効期限切れでも更新可能
nanacoへのチャージ用に登録していたクレジットカードは、2020年3月12日以降もそのままクレジットチャージ用に利用できます。
カードを使っていると有効期限が迫ってきますが、いったん登録したクレジットカードは有効期限を更新した後もチャージ用に使えます。クレジットチャージに登録中のカードが、有効期限の更新で新しくなった場合には更新手続きをしましょう。
クレジットカード更新手続きの手順は以下の通りです。
- nanaco会員メニューにログイン
- 「nanacoクレジットチャージ」を選択
- 「登録クレジットカード変更・更新」を選択
- 新しいカード情報を入力して更新
登録しているクレジットカードがセブンカード・プラスなどセブンカード系列の場合は、更新手続きなしでそのままチャージ可能です。
セブンカード系列以外のクレジットカードをnanacoチャージ用に利用している場合は、有効期限が過ぎてから更新してもそのまま使い続けられます。新たにセブンカード・プラスを利用しなければならないということではないので、安心して利用すると良いでしょう。
新規でnanacoクレジットチャージに登録可能なクレジットカードは実質セブンカード・プラスのみ
Q:セブンカード・プラスの魅力とは?
A:nanacoへのクレジットチャージでポイントが貯められる点が最も大きな魅力です。また、通常のクレジットカードとして使えたり、無料で各種追加カードを作れたりするなど、無料のクレジットカードとしては十分に使えると言えます。
2022年3月現在、nanacoクレジットチャージに新規登録できるのはセブンカード・プラス、セブンカード・プラス(ゴールド)、セブンカード、セブンカード(ゴールド)の4種類ですが、このうちセブンカードとセブンカード(ゴールド)はすでに新規入会を停止しています。
セブンカード・プラス(ゴールド)は、インビテーション(招待制)のため自ら申し込みをして発行するものではありません。よって、nanacoへのクレジットチャージ用に自分で申し込みをし、発行できるのはセブンカード・プラスのみです。
セブンカード・プラスの基本情報
年会費 | 無料 |
---|---|
カードブランド | JCB |
カードの種類 | nanaco一体型・nanaco紐付型 |
ポイント還元率 | 0.5~1.5% |
貯まるポイント | nanacoポイント |
発行できる追加カード | 家族カード・ETCカード・QUICPay(QUICPayはnanaco紐付型のみ) |
付帯保険 | ショッピングガード保険(海外) |
電子マネー | nanaco |
スマホ決済 | Apple Pay・楽天ペイ |
出所:セブンカード
セブンカード・プラスは、カード1枚でクレジット機能とnanacoの両方を利用できる「nanaco一体型」と、nanacoカードやアプリなどのチャージ用として利用する「nanaco紐付型」の2種類があります。
どちらもnanacoへのクレジットチャージでnanacoポイントを貯められるので、セブン&アイ系列店や提携店をよく利用する人におすすめです。
セブン&アイ系列店とは?
セブンイレブン、イトーヨーカドー、ロフト、デニーズ、アカチャンホンポなどのセブン&アイグループの店舗を指します。
セブンカード・プラスの3つの特徴
特徴1:nanacoへのチャージと支払いでポイントが貯まる
セブンカード・プラスは、nanacoへのクレジットチャージでポイントを貯められる唯一のカードです。その他のカードも、2020年3月11日以前に登録していた場合は現在もチャージができるものの、ポイント付与の対象外です。
セブンカード・プラスは、チャージ金額200円ごとにnanacoポイントを1ポイント貯められます。チャージしたnanacoで支払いをすると、さらに200円(税込)ごとに1ポイントが還元される仕組みです。
支払うときにはもちろん、チャージするときにもそれぞれnanacoポイントを貯められるお得なカードと言えるでしょう。
特徴2:セブン&アイグループなどでポイント還元率が上がる
セブン&アイグループでカードを使うと、通常0.5%のポイント還元率が1.5%まで上がります。
たとえば、セブンイレブンやイトーヨーカドー、ヨークマート、西武・そごう、デニーズなどのグループ店は、200円(税込)ごとにnanacoポイントが2ポイント付与されます。ビックカメラやENEOS、セブンネットショッピングでも同じく200円(税込)ごとに2ポイントの付与です。
また、BARNEYS NEWYORKや八ヶ岳高原ロッジでは、200円(税込)ごとに3ポイントが付与されるなど、ポイントアップするのが大きなメリットです。
特徴3:8のつく日はイトーヨーカドーで5%割引
毎月8のつく日(8日・18日・28日)は、イトーヨーカドーの「ハッピーデー」が開催され、セブンカード・プラスやセブンカードを利用すると5%割引になります。
対象商品は食料品、衣料品、住まいの品で、カードの利用方法はクレジット払い、もしくはカードを提示した上での現金払いも可能です。
注意点としては、QUICPayやApple Pay、Google Pay、iDの利用は割引やポイント加算の対象外になること、ネット通販やネットスーパーも対象外になることです。
セブンカード・プラスの3つのおすすめポイント
続いて、セブンカード・プラスのおすすめポイントをご紹介します。
おすすめ1:nanacoにチャージして税金や公共料金を支払うとお得に
セブンカード・プラスは、nanacoにチャージして税金や公共料金の支払いにも使えます。
その際、nanacoにチャージした金額分のポイントが還元されるため、現金でそのまま税金や公共料金の支払いをするよりお得になる仕組みです。支払い時にnanacoにチャージし、nanacoで税金や公共料金の支払いをすれば実質的に節約ができます。
セブンイレブンで税金や公共料金の支払いをする際、セブンカード・プラスを含めたクレジットカード払いや電子マネー決済はできません。しかし、現金もしくはnanacoを使って支払うことは可能なため、税金や公共料金の支払いをしながらポイントを貯められる唯一のお得な方法と言えるでしょう。
セブン‐イレブンでは、料金収納代理業務を行っております。
出典:セブンイレブン
【(払込票)収納代行サービス】
電気料金、ガス料金、電話料金、水道料金、クレジット、通信販売、保険料金、セブンミールサービス、NHK(受信料)、国民年金保険料、各種税金など公金の料金収納代理業務を行っております。 支払いについての詳細はお手数ですが、お客様の収納票をご確認ください。
※お支払いは現金またはnanacoのみとなります。
おすすめ2:ETCカードや家族カードを無料で追加できる
セブンカード・プラスは、家族カードやETCカードを追加できます。本会員の年会費が無料であるように、家族カードやETCカードの年会費も無料です。
ETCカードは、通常のカードブランド加盟店での買い物と同じく、200円(税込)ごとにnanacoポイントが1ポイント貯まります。
ただし、家族カードにnanacoの機能は付帯していないため注意しましょう。すでにnanacoカードやアプリを利用していても、nanacoへの紐付けもできません。家族カードはあくまでクレジット機能のみが使えます。
おすすめ3:QUICPayに対応している
セブンカード・プラスはQUICPay(クイックペイ)に対応しています。
QUICPay(クイックペイ)とは?
スマートフォンやカードをクレジットカードと紐付けて使う決済サービスです。サイン、暗証番号入力、バーコードの読み取りも不要で、お店の端末にスマホやカードをかざすだけで支払いができます。
QUICPay(nanaco)は、クレジットカードの支払いと同じように、使った金額を後で支払う決済サービスです。nanacoカードにセブンカード・プラスを登録しておくと、200円(税込)ごとにnanacoポイントが1ポイント付与されます。ただし、nanaco一体型のセブンカード・プラスではQUICPayを利用できません。
ポイントの受け取りタイミング
nanacoポイントがお得に貯まるセブン&アイグループでnanacoを使うと、その場でポイントが貯まるお店とそうでないお店があります。
その場でポイントを受け取れるお店 | ・セブンイレブン ・イトーヨーカドー ・デニーズ ・ヨークマート ・ヨークフーズ ・ヨークベニマル ・ヨークプライス ・西武そごう ・アカチャンホンポ ・ポッポ |
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後日ポイントを受け取るお店 | 上記以外のお店 |
出所:セブンカード
後日ポイントを受け取るお店の場合、1ヵ月分(毎月1日~末日)の利用分が翌月10日にまとめて加算される仕組みです。ポイントは、セブンイレブンなどの残高確認ができるお店で「残高確認」もしくは「チャージ」をすると、受け取ることができます。
セブンカード・プラスがおすすめの人
セブン&アイグループの利用頻度が多い人
普段の買い物でセブンイレブンやイトーヨーカドーなど、セブン&アイグループの店を利用している人におすすめです。
セブンカード・プラスは、効率良くnanacoポイントを貯められるクレジットカードのため、通勤途中に寄るコンビニがセブンイレブンだったり、自宅近くのスーパーがイトーヨーカドーだったりする場合は、ぜひ活用しましょう。
イトーヨーカドーのハッピーデーでお得に買い物をしたい人
イトーヨーカドーでは、毎月8日・18日・28日の「8の付く日」をハッピーデーとしており、セブンカード・プラスを使ってクレジット決済、もしくはカード提示で現金払いをするとほとんど全品5%割引になります。
このキャンペーンを狙って買い物をする場合、セブンカード・プラスを持っておくと5%の割引はもちろん、支払いでもnanacoポイントを貯められます。
nanacoへオートチャージしてポイントも貯めたい人
セブンカード・プラスは、nanacoにオートチャージできる唯一のクレジットカードです。
オートチャージを設定しておけば、会計の際にnanacoの残高不足でチャージに時間をとられることもありません。その都度のチャージでnanacoポイントが貯まるのはもちろん、オートチャージでも同じく200円ごとに1ポイントが貯められます。
オートチャージでもっと便利に
出典:セブンカード
セブンカード・プラスはnanacoオートチャージにも対応。セブン‐イレブン、イトーヨーカドー、ヨークマートなどのレジでのお買物なら、nanacoの残高不足の心配も解消です。
nanaco一体型なら、お申し込み時にオートチャージ設定可能。カードが届いてすぐnanacoが使えます。
セブンカード・プラスで実施中の新規入会キャンペーン
セブンカード・プラスは、新規入会の人を対象としたキャンペーンをほぼ常時開催しています。 入会時期により還元されるポイント数が違っているため、こまめに公式ページをチェックしておくと良いでしょう。
nanaco一体型と紐付け型、どちらがおすすめ?
セブンカード・プラスは、クレジット機能とnanacoがひとつになった一体型と、nanacoカードなどに連携させる紐付型の2種類があります。
どちらのカードにすれば良いか迷う場合は、現在nanacoカードやnanacoモバイルを利用しているかどうかで判断すると良いでしょう。すでにnanacoカードやモバイルアプリを利用している人は紐付型がおすすめです。
反対に、nanacoカードを持っておらず、これからnanacoを使い始めるという人は一体型がおすすめです。クレジット機能とひとつになっており、財布の中でカードがかさばるのを防ぎます。
また、新規入会キャンペーンでも紐付型のカードに対してポイントが付与されているなど、紐付型と一体型で待遇が違う場合もあるため、事前にチェックしておくと良いでしょう。
セブンカード・プラスとセブンカード・プラス(ゴールド)の違い
セブンカード・プラスを使っていると、セブンカード・プラス(ゴールド)にグレードアップを促すインビテーション(招待)が届く場合があります。もし、このインビテーションがきたらセブンカード・プラス(ゴールド)にするべきでしょうか。
結論から言えば、セブンカード・プラス(ゴールド)にグレードアップすべきです。その理由は、セブンカード・プラス(ゴールド)はゴールドカードにもかかわらず年会費が無料であることや、カードに付帯する保険もランクアップすることなどが挙げられます。
セブンカード・プラスでは、海外のみのショッピングガード保険付帯ですが、セブンカード・プラス(ゴールド)は国内のショッピングガード保険も付帯しています。国内で、セブンカード・プラス(ゴールド)を使って購入した商品が破損・盗難などに遭った場合、購入日より90日間、年間100万円まで補償してくれる保険です。
もちろん、セブンカード・プラス(ゴールド)はnanacoへのチャージも可能で、チャージ金額に応じたnanacoポイントも貯まります。
基本的な機能はセブンカード・プラスと変わりませんが、年会費は無料のまま保険やカードのランクが上がるのは珍しいと言えるでしょう。
nanacoにクレジットカードを登録する手順を解説!
Q:nanacoのクレジットカード登録は難しい?
A:不正利用を防ぐため、カード情報を登録するだけでなく本人認証サービスなどのセキュリティ対策も行います。しかし、手続き自体は画面に表示される通りに進めていけば良いため、難しいものではありません。ここでクレジットカードを登録しておけば、nanacoでの支払いだけでなくチャージでもnanacoポイントを貯められるようになります。必ず設定しておきましょう。
ここからは、nanacoにチャージ用のクレジットカードを登録する手順をご紹介します。クレジットカードを設定しておけば、チャージ時にnanacoポイントを貯められるようになるため、セブンカード・プラスを持っている人は必ず設定しておきましょう。
モバイルユーザーはnanacoモバイルアプリを起動する
nanacoモバイルを利用している人は、まずnanacoモバイルアプリを起動してマイページを開きましょう。
nanacoモバイルではなくnanacoカードを利用している人は、nanacoホームページを開き、「会員ログイン」より、カード記載の番号(7桁の数字)とnanaco番号を入力してログインします。
「クレジットチャージ」をタップ
nanacoモバイルを使っている人は、モバイルアプリを起動後、トップ画面に「クレジットチャージ」が表示されているのでタップしましょう。
nanacoカードを利用している人は、ログイン後に会員メニューを開いたら、ページをスクロールし「nanacoクレジットチャージ」を選択しましょう。
「クレジットカードの事前登録」をタップ
続いて、「事前登録」をタップします。同じ画面に「チャージ」が表示されますが、まずはセブンカード・プラスをnanacoのチャージ用に紐付ける必要があるため、まだ利用できません。
「事前登録」のボタンをタップすると、続いてログイン画面にうつります。
nanaco会員メニューにログインする
ログイン画面になったら、nanaco番号と会員メニュー用のパスワードを入力してログインしましょう。
nanaco番号はハイフンを除く16桁の番号、会員メニュー用のパスワードは半角英数で設定しています。もしパスワードを忘れてしまった場合は、同じ画面に表示される「再設定」より新しいパスワードを設定しましょう。
特約内容を確認して「特約に同意のうえ、登録」をタップ
ログインすると、クレジットカードの事前登録について「特約確認」の画面が表示されます。
クレジットチャージに登録できるクレジットカードの種類や、クレジットチャージに関する注意事項などが記載されているため、よく確認しておきましょう。内容に同意できたら、「特約に同意のうえ、登録」ボタンをタップします。
クレジットカード番号などの情報を入力する
続いて、nanacoに紐付けるクレジットカード情報を入力します。
利用できるのは、セブンカード・プラスやセブンカード・プラス(ゴールド)などのセブンカード系列のカードのみです。カード番号、有効期限、セキュリティコード、電話番号を入力します。セブンカード・プラスの参考画像が表示されるので、そちらをもとに自分のカードを確認し、入力をすすめます。
すべて入力できたら、「次へ」をタップしましょう。
会員情報とチャージ用のパスワードを設定
クレジットカード情報を入力したら、続いては会員情報やクレジットチャージ用のパスワードを設定しておきましょう。
まず、カード会員の氏名、生年月日を入力し、クレジットチャージ用のパスワードを設定します。パスワードは、半角英数7桁以上16桁以下で設定します。連続する英数字や同じ英数字が続くものはパスワードに使えないので注意しましょう。
設定したパスワードを再度入力して、「次へ」をタップしましょう。
入力内容の確認とクレジットインターネットサービスのパスワード入力
ここまでの入力内容を確認し、問題なければ「登録する」をタップします。
次に、クレジットインターネットサービスのパスワード入力が求められます。JCBブランドの人は「My JCB」のパスワードを入力して送信すると、クレジットチャージの事前登録が完了します。
クレジットインターネットサービスへの登録方法
上述の通り、クレジットチャージの事前登録をする際、カード情報の入力とともに「クレジットインターネットサービス」のパスワード入力が求められます。
このサービスは、カードブランドに係る会員登録です。JCB専用のサービス登録をする必要があります。
クレジットインターネットサービスの登録手順は次の通りです。
- セブンカードのホームページからJCBのページにアクセスする
- 「新規登録(無料)」をクリック
- クレジットカード情報を入力
- パスワードを設定
- 秘密の合言葉を設定
- メール設定やサービス設定をする
- 入力内容の確認をして登録
ここで設定したパスワードが、クレジットチャージの事前登録時に必要です。秘密の合言葉は、不正ログインやなりすましを防ぐために全部で3つ設定しなければなりません。
また、登録が完了するとログインに使うIDとパスワードが表示されますが、このIDは一度しか表示されないため、必ずメモを取っておきましょう。IDはログイン後、自分で覚えやすいものに変更できます。
本人認証サービスの手続きとは
クレジットインターネットサービスの登録時、同時に登録されるのが「本人認証サービス」です。
本人認証サービスとは?
オンラインでクレジットカード決済をする際に、クレジットカード会社にあらかじめ登録したパスワードを入力して本人確認を行うサービスを指します。クレジットカードの不正利用が不安視される中、パスワードを知らない限り第三者は利用できません。
すでに本人認証サービスに登録している人は、クレジットインターネットサービスの登録時に新たに登録し直す必要はありません。ただし、ログインパスワードが不明な場合には、もう一度クレジットカードの登録を行う必要があるため注意しましょう。
クレジットインターネットサービスを登録していれば本人認証サービスも同時に登録されているため、特別な手続きは必要ありません。
nanacoにクレジットカードを登録できないケースとは?
Q:nanacoにクレジットカードを登録するための注意点とは?
A:nanacoにチャージ用として登録するクレジットカードは限られています。まず、「本人認証サービス」が行われていないクレジットカードは登録できません。他にも、チャージに対応しているセブンカード・プラスであっても、利用制限がかかっている場合などは登録できないケースもあります。その他、nanacoに登録できない理由がいくつかあるため事前に把握しておくと良いでしょう。
nanacoクレジットカードを登録できないのは、本人認証サービスができていない場合や、クレジットインターネットサービスの登録ができていない場合です。
「本人認証サービスエラー」などのエラーメッセージが表示されるため、メッセージの内容に応じた対策をとりましょう。クレジットインターネットサービスを登録すると本人認証サービスも同時に登録されるため、まずはカードブランド別に登録を行いましょう。
本人認証サービスがないカードはセキュリティの都合上登録できない
登録するクレジットカードによっては、本人認証サービスを利用できないケースもあります。nanacoのクレジットカード登録は、セキュリティのため本人認証サービスを利用できないクレジットカードを登録することはできません。
カードの利用状況によって登録できないケースもある
登録しようとしたセブンカード・プラスの利用状況によっては、クレジットチャージの事前登録ができない場合もあります。たとえば、カード代金の引き落としができずに制限がかかってしまった場合など、何らかの理由でカードに利用制限がかけられていることなどが考えられます。
利用状況を確認する場合は、セブンカードコールセンターへ問い合わせましょう。
nanacoカード、nanacoモバイルの入会時期
nanacoモバイルとnanacoカードは、入会時期によってクレジットチャージの事前登録を開始できる日が決まっています。
nanacoカードの場合 | |
---|---|
店頭での申込み | 入会してから10日後の朝6時以降より登録可能 |
Webでの申込み | 入会してから4日後の朝6時以降より登録可能 |
nanacoモバイルの場合 |
---|
入会、機種変更をしてから4日後の朝6時以降より登録可能 |
それ以前にクレジットチャージの事前登録はできないので注意しましょう。
nanacoにクレジットカードでオートチャージする方法とは?
Q:オートチャージ(自動入金)とは何ですか?
A:nanacoにチャージしていた金額が一定金額を下回った場合に、自動的にチャージしてくれる機能です。オートチャージ(自動入金)するためには金額設定以外にも、事前に準備しておくこともあります。オートチャージ(自動入金)はレジの前で残高が足りずに慌てることもなく、スムーズに会計ができるメリットがあります。手続きは難しくないので、ぜひ設定しておきましょう。
続いては、nanacoのクレジットチャージで一定残高を下回った際に、自動的にチャージをしてくれる「オートチャージ」の設定方法について見てみましょう。オートチャージを設定しておけば、いざ会計のときにnanacoの残高を気にしなくても良いのが大きなメリットです。
本人認証サービスに登録する
まず、本人認証サービスに登録します。本人認証サービスに登録するには「クレジットインターネットサービス」に登録すれば、自動的に同時登録されます。
利用中のカードブランドに応じ、それぞれ専用のサイトからクレジットインターネットサービスに登録しましょう。
オートチャージ(自動入金)の設定をする
本人認証サービスの登録が終わったら、nanacoの会員メニューもしくはnanacoモバイルアプリを使って、オートチャージ(自動入金)の設定をしましょう。
nanacoカードを持っている人や、セブンカード・プラス(nanaco一体型)を持っている人はブラウザからログインを、nanacoモバイルを利用している人はアプリからログインしましょう。
「クレジットチャージ」を選択し、クレジットカードの事前登録を行います。必要事項を入力し、「オートチャージ設定」で「オートチャージを利用する」を選択して金額などを設定しましょう。
最後に、クレジットインターネットサービス(本人認証サービス)で設定したパスワードを入力すると登録が完了です。
オートチャージ(自動入金)の「設定反映」を行う
オートチャージ(自動入金)の設定をしたら、お店のレジやチャージ機で「設定反映」をする必要があります。
<設定反映ができる場所(nanacoカードの場合)>
- セブンイレブン
- イトーヨーカドー
- ヨークマート
- ヨークフーズ
- ヨークプライス
- コンフォートマーケット
- nanacoチャージ機
以上の場所で、オートチャージ(自動入金)の設定反映ができます。設定反映ができると、nanacoを使った支払いで設定金額を下回ると、自動的にチャージされるようになります。なお、nanacoモバイルの場合はアプリ上で設定反映ができます。
<nanacoカードでオートチャージ設定をされたお客様>
出典:nanaco
セブン-イレブン、イトーヨーカドー、ヨークマート、ヨークフーズ、ヨークプライス、コンフォートマーケットのレジ、nanacoチャージ機にて「残高確認」をしてください。
※セブン銀行ATMの「残高確認」ではできません。
<nanacoモバイルでオートチャージ設定をされたお客様> nanacoモバイルアプリの「クレジットチャージメニュー」→「オートチャージ設定反映」を選択してください。
なお、上記の「残高確認」でも設定反映いただけます。
オートチャージ(自動入金)設定できるのはいくらまで?
オートチャージができる設定金額は次の通りです。
オートチャージを実行するnanaco残高 | 1,000円~1万円(1,000円単位) 1万5,000円、2万円 |
---|---|
オートチャージ金額 (チャージ実行時にチャージされる金額) |
5,000円~1万円(1,000円単位)
1万5,000円、2万円 2万5,000円、3万円 |
nanacoにチャージできる金額は5万円までですが、1回にチャージできる金額は5,000円から3万円まで1,000円単位となっているため、同じようにオートチャージ(自動入金)でも1回につき5,000円のチャージが最低金額となっています。
これからnanacoを持つならセブンカード・プラスへの入会がおすすめ
Q:セブンカード・プラスはなぜnanacoを持つ人におすすめなの?
A:nanacoで買い物をする機会がある場合、nanacoでの支払い時だけでなくチャージをするときにもnanacoポイントを貯められるからです。セブンカード・プラスはチャージでもポイントを貯められるただ一つのカードです。
セブンイレブンやイトーヨーカドーなどの店で支払いをするためにnanacoを発行するのであれば、セブンカード・プラスへの入会がおすすめです。
セブンカード・プラスはnanacoにチャージしてポイントを貯められる唯一のクレジットカードで、年会費がかからないためnanacoへのチャージ用として持っておくだけでも良いでしょう。家族カードやETCカードなどの付帯カードも無料で申し込めるほか、利用状況によってはさらにお得なセブンカード・プラス(ゴールド)へのインビテーションが届く可能性もあります。
支払いのときにnanaco残高が少なくなっていても便利なオートチャージ(自動入金)機能が利用できたり、nanacoでの支払いだけでなくチャージした金額に応じてnanacoポイントが貯まったりするなど、ポイントをお得に貯められます。
よく通う店がセブン&アイグループだったり、nanacoで支払いができる提携店だったりする場合はセブンカード・プラスとnanacoを組み合わせ、ポイントをうまく貯めると良いでしょう。
nanacoに関するよくある質問
nanacoカードの作り方は?
Webからの申込みと、セブンイレブンなどの店頭から申込む方法があります。店頭にある申込書に必要事項を記入して、サービスカウンターや店頭レジでカードを発行できます。
店頭でnanacoカードの入会を受け付けているのは、次の店舗です。
<店頭申し込みを受け付けている店>
- セブンイレブン
- イトーヨーカドー
- ヨークベニマル
- ヨークマート
- デニーズ
- 西武・そごう
Webの場合も、nanacoのWeb申込書作成ページより必要事項を入力・送信し、その際に届く受付メールを店頭で提示するとカードを発行できます。どちらの場合も、カードを発行する際に発行手数料300円(税込)がかかるため注意しましょう。
nanacoカードを使うのに年齢制限はありますか?
nanacoカードを使うのに年齢制限はありません。申し込み時にも、クレジットカードのような入会審査はなく、年齢制限もありません。ただし、15歳以下の人がnanacoカード発行を申込む場合は、親権者の署名による同意が必要です。
そのため、15歳以下の人はnanacoモバイルでの申込みではなく、申込書を使った入会になります。
セブンカード・プラスは何歳から申込できますか?
セブンカード・プラスは、原則として18歳以上で安定した収入がある人が入会条件です。18歳以上であれば学生の人でも申し込むことはできますが、高校生は入会できません。
家族カードであれば、自身に収入がなくても高校生を除く18歳以上の人がカードを持つことができます。
nanacoクレジットチャージの事前登録をしたのに利用できない場合、どうすれば良いですか?
クレジットチャージの事前登録が完了してから、すぐにnanacoクレジットチャージが利用できるわけではありません。事前登録が完了してから、24時間後よりチャージが利用できるようになります。
ただし、24時間経っても利用できない場合はセブンカードサービスへ問い合わせをしてみましょう。
セブンカード・プラスの支払いでボーナスポイントは貯まりますか?
ボーナスポイントが付与される対象商品を購入する際、セブンカード・プラスで支払うと通常ポイントに加えて、さらにnanacoボーナスポイントが加算されます。
ボーナスポイントが貯まるのは、セブンイレブンやイトーヨーカドーを含む5店舗で、クレジット払いでもボーナスポイントが貯まるものと、nanaco払いでなければ貯まらないものがあるため注意しましょう。
nanacoのクレカチャージ上限って?
セブンカード・プラスを使ってnanacoへのクレジットチャージをする際、上限金額は3万円までとなります。
セブンカード・プラスで1回にチャージできる金額は、最低金額5,000円から最高3万円までで、1,000円単位です。設定した残高を下回った際、自動的にチャージするオートチャージ(自動入金)も同じように、チャージできる金額は1回あたり5,000円から3万円までです。
ただし、セブンカード・プラスが何らかの理由で利用制限がかかっている場合などは、希望金額でチャージできないこともあります。
nanacoはセブンカード・プラスで上手に使おう!
セブンイレブンでの支払い、イトーヨーカドーでのハッピーデーの割引など、nanacoカードやnanacoモバイルを持っておくと日常のさまざまな場面で役立ちます。
そのnanacoとペアでぜひ使いたいのが、nanacoへのチャージで唯一nanacoポイントを貯められる「セブンカード・プラス」です。年会費もかからず、チャージをしてもnanacoで支払いをしてもポイントを貯められる便利なクレジットカードです。
また、セブンカード・プラスを利用していると、セブンカード・プラス(ゴールド)へのグレードアップができるインビテーション(招待)が届くこともあります。セブンカード・プラス(ゴールド)もセブンカード・プラスと同じく、nanacoへのチャージでポイントが貯まる便利なクレジットカードです。
日常的にnanacoを使っている人はもちろん、これからnanacoを持つことを検討している人も、ぜひチャージ用にセブンカード・プラスの発行を考えてみてはいかがでしょうか。
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