グーグルマップには道路がパノラマで表示される「ストリートビュー」という機能が備わっています。その画像データの収集には、実際にカメラを積んだ自動車で撮影しています。あなたはこのグーグル ストリートビュー撮影車を見かけたことはありますか?
Chapter
グーグル ストリートビューとは?
公道のグーグルストリートビュー撮影車の特徴は?
公園や遊園地などもグーグルストリートビューの対象に
グーグル ストリートビューとは?
グーグル ストリートビューとは、グーグルマップで表示できるパノラマ画像集です。グーグルでは「行ったことがない場所をバーチャルで体験できるサービス」としており、憧れの地を歩いた気分になれるだけでなく、旅行先の下見としても利用する人が増えています。
グーグル ストリートビューの画像は、実際に撮影用カメラを搭載した自動車で撮影し、そこに顔、表札、自動車のナンバーなどの個人情報にモザイクをかけるなどの画像処理を行ってからインターネットで公開します。撮影から公開までの時間には、最低で半年とされています。
公道のグーグルストリートビュー撮影車の特徴は?
グーグル ストリートビュー撮影車の車種は、日本ではトヨタ プリウスとスバル インプレッサが多数目撃されています。また世界的に使用されている車種は、シボレー コバルトやオペル アストラ、フィアット スティーロなど。グーグルとして車種選定に一定基準を設けていないことがわかります。
グーグルの発表によると、以前のストリートビュー撮影車は、車の屋根に2.45mのポールを立て、そこに専用開発した全天球カメラを15台設置していましたが、2017年8月からは、全天球カメラが7台で、いずれも20メガピクセル(2,000万画素)の解像度。さらにHDカメラを2台と位置を検出するレーザーレーダーの”RIDER”が併設されています。これにより、より鮮明で繊細な画像情報を提供できるようになっています。
今後はAI認識により街の風景を情報化し、さらにグーグルマップと連動させて住所や屋号からだけではなく、「○○の隣のピンクの建物は何屋さん?」といった聞き方にも対応できるようになるとのこと。いずれはApple Car PlayやAndroid Autoで自動車と接続され、走行中に気になったお店の情報を教えてくれるなど、一歩進んだナビゲーションが行われるようになるかもしれません。