
明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎を昨季限りで退団したブラジル人MFルアン(31)は、松田浩監督をはじめ長崎で指導を受けた指揮官に対して不満を抱いていたようだ。2月28日、ブラジルメディア『Esmeraldino』が伝えている。
同選手はカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)アトレチコ・ミネイロで7シーズン過ごした後、2019年12月にV・ファーレン長崎へ加入。2020シーズンはリーグ戦31試合に出場し6ゴールをあげるなど、手倉森誠元監督のもとでレギュラーに定着していた。
そして2021シーズンは副キャプテンという立場でシーズンに臨むと、5月中旬に吉田孝行監督が解任されるまではリーグ戦全試合で出場したほか、10試合でスタメンに抜てきされていた。しかし、松田浩氏への監督交代後はチーム内での立場が一変。第21節・京都サンガ戦、第22節・大宮アルディージャ戦の2試合をのぞきリーグ戦全試合でメンバー外になると、シーズン終了後の昨年12月13日に退団が決定。複数クラブとの交渉破談の末に先月16日にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエAのゴイアスに加入している。
そんなルアンについて『Esmeraldino』は「日本の環境に慣れるのにやや苦しんだ」と報道。その理由として「社会における文化の違いが最大の困難でもなかった。トレーニングでも公式戦のロッカールームでも、(V・ファーレン長崎で指導を受けた)監督のメンタリティによって彼は不満を溜める一方だった。また、彼がブラジルに復帰した背景には個人的な理由もある」と説明している。
なお、ルアンは先月24日開催のカンピオナート・ゴイアーノ(ブラジル・ゴイアス州選手権)グループステージ第9節・アナポリス戦で後半途中から出場。ゴイアスでのデビューを飾っている。
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