目次

  1. ダウンタウン限定
  2. Lyftとは2023年から本格展開

街中でのちょっとした移動にロボタクシーを活用する時代が現実のものとなりつつあります。MotionalとViaは、米ラスベガスでロボタクシーによるオンデマンド乗車サービスを提供すると発表しました。

まずは自動運転車の運転席にセーフティドライバーが乗り込んでのサービスとなり、PRと乗客からのフィードバック収集を兼ねて当面無料で提供されます。

ダウンタウン限定

Aptivと現代自動車の合弁会社であるMotionalは自動運転技術の商業化に取り組んでいて、一方のViaはテックを活用したトランジットサービスの会社です。つまり今回のロボタクシーサービスは互いの専門を持ち寄ってのものです。

ロボタクシーサービスは、ラスベガスのダウンタウンに限定して提供されます。Viaのアプリから乗車を手配でき、ビジネススハブや政府機関、公共交通機関などへの移動に使えるとのことです。

乗降場所が限定されているほか、サービス提供時間も月曜〜金曜日の午前9時から午後5時までとなっています。

Lyftとは2023年から本格展開

実は両社は2020年にパートナーシップを発表し、2021年上半期にサービスを開始する予定でしたが、パンデミックの影響で延期を余儀なくされていました。

また、Motionalは配車サービスLyftとも同様の提携をこのほど発表していて、こちらは2023年までに同じラスベガスで商業オンデマンドサービスを開始することを目指しています。つまり乗客に課金する、れっきとした配車サービスとなります。

ただ、まだルートや投入台数など詳細は明らかになっておらず、また消費者にとっては既存サービスと比較して料金がどうなるのかが気になるところです。

利便性が高まり、財布にも優しいとなれば、他の都市でも加速度的にロボタクシーの導入が進むのかもしれません。

Motional

(文・Mizoguchi)

提供元・TECHABLE

【関連記事】
トヨタと日野が北米向けに燃料電池トラックを共同開発、2021年前半にデモ車両
このメルセデスなら手が届く? ラストマイル用折りたたみ電動キックスクーターを発表
赤ちゃん向けウェアラブル体温計を開発したiWEECARE
無料公開! 総務省が「社会人のためのデータサイエンス演習講座」を再開講
MITがダイヤモンドをひずませて金属に変える技術!