東京は感染が目下拡大中!! 新規陽性がさほど増えない理由は・・・・・そして東京のピークはいつか

山火事理論では、「かかりやすい人がかかるまで感染は拡大し、感染し尽くすと収束する」としています。この理論なら第5波までのすべてのピークアウトが説明できます。第5波ではワクチンを接種していない若年層の収束速度がもっとも大きかったのです。

この山火事理論を数式化して頂くこともできました。

仁井田氏のこの計算では日本のオミクロンのピークアウトは2月中旬とされています。このあと日本のオミクロンの感染者数が思ったほど伸びずに修正版を出されていますが、わたしは修正する事はなかったと思います。本日はその解説です。数式での予想は仁井田氏ほど修正しつつでももともとの数値の正確度で大きく変わります。西浦関のように毎度、修正もしないでアホみたいな数値予測は論外です。

東京の感染は拡大しているのかそれとも収束しているのか
(画像=jaimax/iStock、『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

まず山火事理論の「かかりやすい人がかかるまで感染は拡大し、感染し尽くすと収束する」から、日本にはどれくらいかかりやすい人がいるのかを沖縄から試算してみます。沖縄の人のDNAは昔は台湾と近いとされていましたが、本土と殆ど変わらないことは証明済みです。

沖縄では12月末から感染が広がりはじめました。

東京の感染は拡大しているのかそれとも収束しているのか
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

もうほとんど増加せずに停滞し、昨日は減少しています。

ほぼピークアウトとして仮定すると、12月末から現在までの総感染者数はおそよ16000人です。

16000人が感染して重症がいまだ0ですからいかにオミクロンがインフル以下か分かります。

東京の感染は拡大しているのかそれとも収束しているのか
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

インフルエンザならこの数が罹患すれば致死率0.03%ですのでワクチンを打っていても5人死んでいます。はっきりいってオミクロンは5類も必要ありません。ただの風邪です

ちなみに「重症化は2週間後だガー」という医者がいるのですが、死者の中央値は8-10日であり、重症になるのは数日後です。ピークがズレているのは日々の新規数字とほぼ累計とである重症者数を比較しているからです。算数が分からないだけですのでこちらを読んではっと勘違いに気づいてください。まあオミクロンが沖縄で拡大して20日くらい経過してますよ。新規陽性者数は数日前の数字で重症者数はその日の数ですからね・・・w いつかは重症と祈っている方もそろそろ気づきましょうね。

沖縄の人口は150万人弱ですので、山火事理論では「日本ではオミクロンは100人に1人が感染するとピークアウトに向かう」という仮説になります。東京なら14万人が感染しないといけませんが、今年になってまだ2.5万人しか感染していないのです。新規陽性者が少ないので実効再生産数も下がり始めてなかには「東京もピークアウトだ」と言い始めている人もいますが、それはあり得ません。

東京の感染は拡大しているのかそれとも収束しているのか
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

わたしはいまだ、東京の感染は絶賛拡大中だと思っています。ただし新規陽性者数に現れなくなっているのです。そこを説明します。

過去、正確に予測できたのは陽性率だけ

これは1/12に発表になった東京の過去のデータ

東京の感染は拡大しているのかそれとも収束しているのか
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)

赤い線の陽性率と、下の赤いグラフの陽性者数が見事に連動しているのがわかりますよね。

感染拡大する → 検査人数の中の感染者の比率が上がる → 拡大している

ということです。過去にわたしは「当てた、当てた」と言われてますが種を明かすと簡単で、陽性率が頭打ちになったらピークアウトは目の前と言うことだけです。どうして専門家がこれに注目しないのかが意味不明です。ところが1/12の木曜日に9.7%だった陽性率は、