
2月に開幕した明治安田生命Jリーグ2022シーズン。今シーズンもすでに白熱した試合が繰り広げられ、どのクラブが上位に食い込んでもおかしくない状況となっている。果たして11月にどのような結末を迎えるのだろうか。
今Jリーグではハイレベルな戦いが要求されている中、本来の実力を発揮できず苦しむ選手も少なからず存在している。ここでは、昨2021シーズンは不本意なパフォーマンスだったが「今シーズンこそ輝きを放つことを期待したい」外国人Jリーガーたちをご紹介したい。

レアンドロ(FC東京)
2020シーズンに鹿島アントラーズから期限付き移籍でFC東京に加入し、瞬く間にチームの中核として活躍。独特の間と周囲を活かす動きには定評のあるブラジル人ミッドフィルダーだ。そのシーズンには9ゴール5アシストとJリーグでのキャリアハイを記録。YBCルヴァンカップでは前半に貴重な先制点を決め優勝に貢献した。
昨2021シーズンは一転、中々コンスタントに出場機会を得ることができずチームの主力にはなり得なかった印象だ。しかし、出場する試合ではゴールに絡む働きを見せるなど、相手からすると脅威になることには間違いない。新体制となったアルベル・プッチ・オルトネダ監督の下で、どのようにトップフォームへ返り咲くか注目したい。

マルシーニョ(川崎フロンターレ)
2021シーズンの夏に中国サッカー・スーパーリーグの重慶両江競技足球俱楽部から川崎フロンターレに加入したブラジル人ウインガー。三笘薫の海外移籍が決まった3日後に川崎への移籍が決まり、三笘と同じ左ウイングの役割を担っている。
昨シーズンは途中からのチーム合流ながら1ゴール3アシストと存在感を発揮するも、三笘のような大車輪の活躍にはまだ至っていない印象を持つ。しかし、今シーズンのリーグ戦オープニングマッチとなった多摩川クラシコ(川崎対FC東京)では、前半に決定機を演出するなど期待できるプレーが随所に見られ、チームに完全にフィットすればJリーグでは敵なしの実力はあると考える。今シーズンこそ川崎の新時代のキープレイヤーになりたい。

チュ・セジョン(ガンバ大阪)
2021シーズンにFCソウルよりガンバ大阪へ加入。2018年ロシア・ワールドカップにも韓国代表として出場した経験値のあるミッドフィルダーだ。中盤の低い位置からのボールの展開能力に優れており、1プレーでチャンスを作り出せる魅力がある。
昨シーズンは注目株として鳴り物入りでG大阪へ加入したが、宮本恒靖監督の解任などもあり十分に力を発揮できたとは言えない結果になってしまった。しかし、今シーズンから新体制となった片野坂知宏監督の下ではここまでリーグ戦2試合すべてスタメン出場を果たすなど主軸となっている。ボール保持を主とする片野坂サッカーにおいてチュ・セジョンの役割は非常に重要であると考える。今シーズンこそG大阪新時代のキープレイヤーになりたい。