
日本代表MF久保建英(20)は現在レアル・マドリードから1年レンタルによりRCDマヨルカに在籍している。その中スペイン紙『アス』は27日、同選手のレアル・マドリード復帰の可能性について報じた。
久保建英は昨年の東京五輪男子サッカー競技終了後、レアル・マドリードからRCDマヨルカへ1年レンタルにより再加入。昨年9月22日のラ・リーガ第6節・レアル・マドリード戦でヒザを負傷して戦列を離れていたが、11月末に復帰すると、昨年12月4日の第16節・アトレティコ・マドリード戦では値千金の決勝ゴールをマーク。1月2日開催の第19節・バルセロナ戦ではベンチ外となったが、以降はリーグ戦全6試合でスタメン出場している。
そんな久保建英の去就については、レアル・マドリードの専門サイト『Defensa Central』が以前から来季以降も他クラブへのレンタル移籍が濃厚という見解を示していた。
その一方で『アス』は「クボはレアル・マドリードのトップチームでポジションを確保することが非常に困難であることを自覚しているが、絶望しているわけではない。レアル・マドリードでプレーする機会を得たいと考えている」と報道。レアル・マドリードも同選手を復帰させる用意があるという。
ただ、久保建英のレアル・マドリード復帰にむけての大きな問題点としてEU圏外の外国籍選手枠の存在を指摘。レアル・マドリードでは現在FWビニシウス・ジュニオール(21)、DFエデル・ミリトン(23)、FWロドリゴ(20)のブラジル代表3選手にEU圏外枠が割り当てられている。また、3選手とも2年以上スペイン国内で生活しているためスペイン国籍取得の要件を満たしているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりスペインのパスポート取得で時間を要している可能性があるとのこと。久保建英の去就を左右するものとみられる。
なお、今季終了後に契約満了を迎えるウェールズ代表FWガレス・ベイル(32)に関しては、イギリスが今年1月1日にEU(欧州連合)を脱退したものの、現行契約が終了するまではEU圏内枠として扱われる。また、レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は今月中旬の記者会見でベイルの今夏退団が既定路線であることを認めている。
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