皆さんは、自分の趣味は何かと問われたときに、どう答えるでしょうか?最近は趣味を問われても、何もないと答える人も少なくない様です。今回は、なぜ趣味を持っていないのか、その人の特徴から、自分で趣味を見つけるための方法などをご紹介していきます。
趣味がない人の心理

趣味が何かと考えても、何もないと休日にする事、したい事が何もないので、つまらなく感じる事が多いです。しかし当人もなりたくてそうなったわけではなく、悩んでいますし、その心理も人によって異なっています。
心理①好きなことを見つけられない

まず1つ目に考えられる心理は、好きな事を見つけられない事です。自分が興味を持てる事、好きな事を既に見つけられているのであれば、それが自然と趣味になりますから、無趣味で悩むといった事には根本的になりません。
しかし、そうしたとても好きだと言える事が何もない、見つけられていない状態だと、無趣味のままになりがちです。意外にもこうした好きな事が無い故の無趣味、という方は多い様です。
時間を忘れて没頭できるほどの何かが無いので、休日も無為に過ごしてしまいます。しかし、きっかけがあれば趣味を見つける事も決して不可能ではなく、熱中に至るまでに時間がかかるだけなのかもしれません。
心理②時間に余裕が出来たら探そうと考えている

2つ目は、時間的な余裕が出来次第、探そうと考えていることです。現在は仕事で忙しく、休日を楽しむ時間的余裕が無いために、趣味を見つけたいと思っていても見つけられない状態になっているケースがあります。
こうしたケースは考えられなくは無いですが、ほぼ無いと考えても良いです。なぜならば、趣味を探す時間がないと言っている人は、仕事の多忙さなどを言い訳にしているだけであり、そもそも探そうとしていない可能性が高いからです。
あるいは、仕事が充実しているという無駄なアピールをしているだけなのかもしれませんから、当人に趣味を持とうという意志が薄いのでしょう。
心理③何から始めれば良いか分からない

もう1つ、何から手を付ければよいのかわからない、という場合です。今現在趣味がない、無趣味だと自覚している方は、比較的引っ込み思案で内向的な性格をしている傾向があります。言い方を変えれば、あまり行動的ではないという事です。
何が自分にとって趣味になるかは、見つけなければ分かりませんし、その為には自分から能動的に動いて、どんなものがあるかを知る必要があります。仮に面白そうだと思えたものを見つけても、優柔不断で手を出す事をためらってしまう可能性の方が高いです。
趣味がない人の特徴

趣味を持っていない人の心理について、簡単にではありますがそれぞれ解説しました。ここからは、趣味がないという人の特徴を解説します。当てはまれば必ず無趣味だとも言い切れませんが、傾向としてありがちと考えてください。
特徴①飽きやすい

まず1つ目は、飽きやすい性格をしている事です。元々好奇心は旺盛な方で、様々な事に手を出す傾向にはあります。しかし、飽き性となると少し楽しく思えた事でもすぐに飽きてしまい、継続的に何かをし続けるのを苦手としているのです。
何かを始める事はあるでしょう。しかし、それらも大抵は数日で終わってしまう、いわゆる三日坊主になりがちで、結局趣味と言えるまでにならないのです。この場合、根本的な性格を変える必要があると考えられます。
特徴②ネガティブ思考

2つ目は、ネガティブ思考である事です。趣味の無い人は、ネガティブ思考になりやすいと言われています。趣味が無いからネガティブな考えになっているのか、ネガティブだから趣味が持てないのか、どちらが先なのかは定かではありません。
少し興味が持てて、趣味にできそうなことを調べたり、前もって準備をしたりしていても、色々と考えている中で「どうせ自分には向いていない」といったような事をつい思ってしまいます。考えすぎると陥りやすい心理の1つで、後にご紹介する自信の無さも関係しているでしょう。
特徴③お金を貯めるのが好き

3つ目は、お金を貯める事自体が好きになっているというものです。そもそも、趣味を持っていない人は、趣味が出来るほどの金銭的余裕がない、というケースも十分考えられます。
勿論、趣味をするのにも多少なりともお金が必要になりますし、車等が趣味になれば益々お金がかかります。経済的に厳しい方の場合、やはりどうしても趣味の選び方は慎重になってしまわざるを得ません。
また、金銭に余裕はあっても、趣味にお金を使うのがもったいなく、貯金をすると考えているので、中々新しい事に手を出さない場合もあります。節約をする事ばかり考えていて、いつの間にか如何にしてお金を貯めるのかが趣味になってしまうのです。
特徴④慎重

慎重な性格をしている事も、共通しがちです。何をするにしても、色々と考えてしまうようなデリケートな性格の人というのは、決して珍しいものではありません。こうした人は、新しい事にチャレンジしたり、始めたりする事よりも、失敗する事を恐れています。
また、趣味を見つけて始めれば、生活スタイルや考え方に多少なりとも変化が生じるものです。趣味の無い人は、その変化することそのものを嫌がり、現状維持に勤めようとします。つまり、行動するかどうかを迷っている時点で、本当に趣味としてやろうと思っていないと考えられます。
特徴⑤物事に興味がない

5つ目は、物事に対しての興味が薄い、もしくはない事です。流行っているものや身の回りの人に対する関心が薄い人も、趣味を持ちにくいとされています。というのも、他人と比べて周りで話題になっている事であったり、流行っているものを知ろうとしないのです。
趣味というのは、身の回りの人がやっていたから興味を持った、という入り口も決して珍しいものではありません。しかし、自分も知りたい、やってみたいといった好奇心が湧きにくいと、それも難しくなります。
インターネットが普及した現代、何でも知れる時代ではありますが、どんな趣味であっても、最初は多少なりとも好奇心が必要です。それが欠けているとなると、中々趣味を持つ事が簡単ではなくなるのです。
特徴⑥家で過ごすのが好き

休日などに家で過ごす時間の方が多い、インドア派だという方も、趣味がない傾向にあります。読書などもありますし、何よりもインターネットを誰でも使える時代なので、ゲームを日がな一日やっている、と言うようにずっと家にいても出来る事は色々あります。
ですが、家から一歩も動かないとなると、新しい刺激が全くとは言わないにしてもほとんどない状態になります。勿論インドアの趣味もあるのは間違いありませんが、アウトドア派と比べるとどうしても少なくなります。
元々、アクティブに色々と動き回るのが苦手な性分だ、という方も居るでしょう。特段趣味が無くとも生きる事自体に苦痛はありませんので、結果的に無趣味が続いているのです。
特徴⑦面倒くさがり

7つ目は、面倒臭がりな性格です。これまでに、飽きっぽかったり物事に興味が無かったり、家にずっといるといった特徴をご紹介してきましたが、それらの根本にあるのはこの面倒臭がりな性格なのかもしれないです。
面倒臭がりとは、すなわち行動力に乏しいと言い換える事も出来ます。いざ気になる趣味を見つけたとしても、それを形にするための行動そのものを面倒に思ってしまうので、結局行動に移さずじまいで終わります。
常にやる気のない印象を受ける事も多く、何か新しい事を始める行動そのものに消極的になってしまいます。これでは、趣味が出来なくても致し方ないでしょう。
特徴⑧自分に自信がない

こちらもすでにご紹介しているネガティブ思考と深く関係してくる特徴ですが、自分に対して自信がない事も大きく影響しているでしょう。プライベートで新しい事を始めようと思っても、自信の無さ故に怖気づいてしまい、何も始められないという状態が典型的です。
いままでずっとそうだったから、今回もどうせ失敗したり、上手くいかないだろう、といった考えに陥りやすいです。もしくは、失敗する事で自分への自信が今以上に無くなってしまうのを防ぐために、自己防衛として何もしていないだけとも考えられます。
特徴⑨忙しい

9つ目は、単純に忙しい事です。誰しも仕事があればプライベートがありますし、それらをしっかりと切り替えて生活していく事が大切になるわけですが、うまく仕事とプライベートとを分けられない人というのも存在します。
仕事が忙しいゆえに、趣味を見つけるだけの時間を確保する事が出来ない、というのが、本人の考えです。確かに、仕事などの周辺環境によって趣味が持てない、というケースも考えられなくはありません。
しかし、心理の中でもご紹介しているように、時間の所為、環境の所為にしている可能性もあります。もし本当に趣味を作りたいと考えているのなら、環境を相応に変える必要があるでしょう。
特徴⑩友達が少ない

もう1つ、友達と呼べる人が少ないのも共通しがちな特徴です。自分は自分で、他人は他人である、と言うように住み分けをしている人も居るでしょう。それ自体は間違いでも何でもありません。
ですが、このように住み分けをしていると、周りにいる人とうまく関わる事が出来ない状態に陥りやすいです。交友関係の少なさは、普段の行動のパターンの広さにも影響し、少ないとなるとパターンも狭くなってしまいます。
結果的に少人数、または一人だけでできる、ゲーム等が趣味になると考えられます。それも立派な趣味なのでしょうが、一人でできる趣味にも限界があるので、飽きやすくて結局続かない、最終的に趣味が無くなるという状態があります。