建物価格の割合が多い不動産物件とは
税制面で有利な不動産物件は、建物価格の割合が大きな不動産ということがわかりました。
では、不動産価格の建物割合が多い物件を探したい場合はどうしたらいいでしょうか。一般的には、土地の価格が安いエリアの物件を狙うことになります。ただ、単純に安い土地の不動産を探せばいいかというと、そう簡単には判断できません。
不動産投資は入居者がいて成り立つ投資です。投資しようとする不動産が、賃貸ニーズのあるエリアかどうかをリサーチする必要があり、賃貸ニーズのあるエリアの物件を購入する必要があります。
そして、一般的に人口が密集するエリアは、土地の価格は高い傾向です。例えば港区などでは建物価格の割合は高くありません。しかし直近の税制面ではメリットを感じられないとしても、人気のあるエリアであり、人口も多いために入居者が絶えるリスクも低いです。不動産価格も安定し、下落リスクも少ないといえます。
賃貸ニーズがあって東京23区よりも土地が安いというエリアでは、例えば横浜市や川崎市などが候補に挙げられます。また、23区内で建物割合の多い不動産が存在する区は、荒川区・足立区・北区・台東区・江東区・墨田区などです。ただ、それらの都市も買い手が集中すると人気上昇とともに不動産価格も変動します。購入の際には専門家に相談することをおすすめします。
監修: 中井哲也 (中井哲也公認会計士税理士事務所 公認会計士・税理士)
提供元・RENOSYマガジン
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