「スマートフォンが大きくなった?」

LG電子が先月、「国際電子製品博覧会(CES)」で発表した「LGデュアルアップモニター」の反応が尋常ではない。スマートフォンを大きく拡大させたような独特の外観で、発売前から消費者の間、口コミで広がっている。最近、移動型テレビ「LGスタンバイミー」が大ヒットを記録した中、LG電子の「突然変異」のデザイン製品が再び人気を集めることができるか注目が集まっている。韓国メディア「ヘラルド経済」が報じた。(写真:LGデュアルアップモニタ=LG電子)

最近オンライン上でLG電子「LGデュアルアップモニター」が話題になった。縦長の独特な形のためだ。デュアルアップモニターは16:18の画面比で、従来のモニターとは違って縦長の構造となっている。まるでスマートフォンを大きく拡大させたかのような姿だ。

21.5型モニターを上下に設置し、一つの画面でより多くの情報を見ていくつかの作業画面を表示することができるのが特徴である。画面を横90度方向に回転でき、上下に高さを調節できる。ユーザーらは「LG電子はスマートフォンを除いてすべてよく作っている」、「発売を待っている」、「スマートフォンを拡大していると思った」などの反応を見せた。

独特なデザインが注目を集めるにつれ、発売時点と価格に対する消費者の関心も高まっている。特に価格は、従来の類似製品がないため、価格を比較するほどの「予想値」もない状態だ。LG電子も発売時期、価格について悩んでいる。LG電子側は「発売時点、価格はいずれも確定していない」とし「利用者の接近が難しいほど価格は高くないと予想している」と述べた。

新モニターを通じてLG電子の「突然変異」デザイン製品がまたヒットするかどうかも関心事だ。

LG電子が先に発表した移動型テレビ「LGスタンバイミー」は「品切れ」を引き起こすほどの大ヒットを記録した。LGスタンバイミーは、LGスマートテレビにウェブ運営体制(OS)を採用した移動式無線スクリーンだ。製品の下段にムービングホイールを装着し、部屋や居間などに移動しながら使用できるのが特徴だ。新世界グループのチョン・ヨンジン副会長が自身のソーシャルメディア(SNS)に「スタンバイミー・テレビを購入、妙な魅力がある」という書き込みが話題になってからさらに口コミで広まった。

MZ世代(1980年初めから2000年初めに生まれた世代)を狙ったデザインマーケティングも続くものとみられる。独特で感覚的なデザインを好むMZ世代が主力消費層として浮上し、従来の型を破る様々なデザインへの試みも続く見通しだ。

提供元・コリア・エレクトロニクス

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