■エアプランツの飾り方

手間なく育てられて土を必要としないエアプランツは、玄関、部屋の壁、トイレなど、さまざまな場所に飾ることができるお洒落なインテリアとして重宝できる。
以下の項目では、おすすめの飾り方を紹介していこう。
●陶器の中に入れてお洒落に飾る
エアプランツは土が必要ないため、あらゆる入れ物を利用して楽しむことができる。
たとえば、陶器のグラスの中に入れてみてほしい。100円ショップでもあらゆるデザインのグラスが発売されているが、色が付いた石の上にポンと置くだけでお洒落なインテリアに変身する。
陶器の皿、グラス、ブリキ缶、フレームなど、クールなインテリアと組み合わせることでエアプランツは輝きを増すだろう。
何と組み合わせるかは自由自在。置く場所を全く問わない自由度の高さは、お洒落上級者の方にとっては最高のインテリアであるといえるだろう。
●着床させることで本来の姿が見られる
エアプランツの本来の姿をインテリアとして楽しみたいのであれば、着床することを考えた飾り方をおすすめしたい。
前述したように、エアプランツは着生植物である。自然界では木、サボテン、岩などに絡みつきながら育っていくため、ありのままの姿をインテリアにしたいのであれば、着床材に固定した状態で飾るようにすると良いだろう。
おすすめは、持ち運びが簡単な木や石。厚みがなくて固定するのが難しい木の場合は、キリなどで数カ所に穴をあけておけば根付いてくれるため、しっかりと着床してくれる。
綺麗な流木は大きめのホームセンターなどで買えるため、ありのままの姿を楽しみたいと考えているのであれば、ぜひ飾り方の一案として覚えておいていただきたい。
●ハンギングで空間を有効活用
エアプランツは、空中にハンギングで吊るして楽しむことが可能だ。
最近は植物を吊るして楽しむ方法がトレンドになりつつあるため、通販サイトなどでも専用商品が多く発売されている。
しかし、空いている空間にエアプランツを飾ることで部屋全体をお洒落にすることができる一方、風当たりがよすぎて乾燥しすぎてしまうリスクも忘れてはいけない。
ハンギングでエアプランツを飾る際は、こまめな水やりを忘れないようにして、枯れるのを防ぐ対策は不可欠である。
■エアプランツの選び方

エアプランツはホームセンターの園芸コーナー、インテリアショップ、花屋だけではなく、最近は100円均一でも取り扱われている。必ず置いてあるわけではないが、値段もピンキリで種類も豊富なので、気になるエアプランツをぜひ選んでいただきたい。
以下の項目では、健康的で元気なエアプランツを選ぶ際に見るべきポイントを紹介していく。
●重量がある
同じ種類のエアプランツが並んで発売されている場合は、全てを持ってみて最も重量があるエアプランツを選ぶことをおすすめする。
その理由は、重たいエアプランツは十分な水分を含んでいることを意味するからだ。健康的な株になる条件は水分をどれだけ取り込めるかなので、実際に手に取り重量を確認してほしい。
●葉が綺麗で輝いている
葉が綺麗で輝いているエアプランツは健康的だ。そのため、色がくすんでいたり茶色になっているものはできれば避けるようにしてほしい。
とくに、緑葉種は植物らしい鮮やかな緑色が特徴的なエアプランツなので、見た目で緑色がツヤツヤしているかを簡単に判断できる。
ハダニなどによる食害に遭っている場合は黄色の変色や白斑点が出ているので、注意して葉を見ていればすぐに判断できるはずだ。