
日本代表DF板倉滉(25)はマンチェスター・シティからの1年レンタルにより、昨年8月から2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のシャルケでプレーしている。そんな板倉滉がドイツのスポーツ専門誌『シュポルト・ビルト』のインタビューで自身の去就に言及した。
同選手は東京五輪終了後の昨年8月19日にマンチェスター・シティからシャルケへレンタル移籍。2日後の2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)第4節・ヤーン・レーゲンスブルク戦でデビューすると、第5節・フォルトゥナ・デュッセルドルフ戦以降は全19試合でスタメン出場している。また、先月には日本代表に再び招集されると、中国戦とサウジアラビア戦でいずれもフル出場して勝利に貢献していた。
シャルケは板倉滉をレンタルにより獲得した際、マンチェスター・シティに対してレンタル料として50万ユーロ(約6700万円)を支払っている。また、両クラブの取引においては450万ユーロ(約6億円)の買い取りオプションが付帯されているものの、シャルケはブンデスリーガ復帰を果たした場合にのみオプションを行使する可能性が高いと見られている。
その中、板倉滉本人は『シュポルト・ビルト』のインタビューで「ここの居心地は良いですし、長い期間シャルケでプレーしたいと思っています。ただ、僕ひとりの決断で決められることではないですね」とコメント。買い取りオプション行使によるシャルケ残留を望んでいるものの、現時点では未定であることを明かしている。
また、ブンデスリーガ昇格争いを繰り広げるチームの伸びしろについて「試合中にちょっとした戦術面での変更を加えることについてはまだ改善する必要がありますね」と語ると、「(現時点で)首位との勝ち点差はわずか2です。なので優勝争いに加わることはできると思いますね。ただそのためには集中力を切らさないことが大事です」
「(ブンデスリーガに)昇格しないという選択肢はないんです。そんなことは考えていません。サッカー選手なら誰でもトップリーグでプレーしたいと思っています。そして、それがシャルケで実現することが僕にとってとても大切なことなんです」とシーズン終盤戦にむけての意気込みを語った。
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