毎日綺麗に洗濯をしていても、いつの間にか生地が黄ばんでいたり、元の色から変化してしまっている経験があるのではないでしょうか。そんな時は焦らずに、酸素系漂白剤を使ってみましょう。うまく使えば、元の状態にまで戻せます。
ここでは酸素系漂白剤の使い方やコツをお伝えしながら、黄ばみ対策についても詳しく解説していきます。黄ばみにお悩みの方は、参考にしてみて下さい。
衣類が黄ばむ原因

服が黄ばんでしまう原因は、皮脂や汗が蓄積してしまった結果です。皮脂・汗は服の繊維にまでしっかり染み込んでしまうため、普通の洗濯方法だけでは完全に取り切れないことがよくあります。
見た目では分からないのですが、年月を経て成分が変化をして黄色くなってしまうので、黄ばむことで初めて汚れが落とせていなかったという事実が分かります。特に普段からよく着ているような服はいつ黄ばんだのか分かりづらく、気づいた時には色が変色しているパターンがほとんどです。
しかし1度黄ばんでしまうとなかなか落とせないということから、できれば黄ばみを発生させたくないものです。クリーニングも便利でおすすめですが、コストを考えるとご自宅でなるべく落としたいと考える方が大半なのではないでしょうか。
衣類の黄ばみの落とし方

頑固な黄ばみでも元の白さを取り戻せるような、効率的な落とし方をご紹介いたします。黄ばんでしまったからと言って、諦める必要はありません。
落とし方①薄い黄ばみの落とし方

まだ薄い黄ばみの状態であれば、すぐにその黄ばみが取れるかもしれません。まず用意するのは洗面器、食器用洗剤です。
洗面器に40℃ぐらいのお湯を張って、そこに黄ばんだ衣服をつけましょう。そして黄ばんだ箇所に直接食器用洗剤を塗り込み、こすり合わせるようにします。ある程度行き渡ったら残り湯で洗い流して、あとは洗濯機に投入していつも通りの洗濯をして下さい。
家にあるものを使って落とすことができるので、これならどなたでもチャレンジしやすいのではないでしょうか。時間もかからず、1番簡単な方法となります。
落とし方②濃い黄ばみの落とし方

より黄ばみの強い衣服の場合は、食器用洗剤の代わりに酸素系漂白剤を使用して下さい。方法は同じで、洗面器にお湯を張り、酸素系漂白剤を垂らしてもみ洗いしましょう。そしてそのまま、30分~1時間放置しておけば、更に黄ばみが落ちやすくなります。もしそれでも落ちない場合は2~3回繰り返して、生地が傷まない程度にチャレンジしてみましょう。
落とし方③頑固な黄ばみの落とし方

何をしても落ちない頑固な黄ばみは、いよいよ過炭酸ナトリウムの登場です。過炭酸ナトリウムと食器用洗剤、水を1:1:1の割合で混ぜて、黄ばみ解消ペーストを作って下さい。そして黄ばみが気になる箇所へ、歯ブラシを使って塗り込みましょう。
この時に、決して強くこすらないようにして下さい。そしてスチームアイロンを一気に過熱させ、ペーストの部分に直接あてます。
するとどんなに頑固で落ちなかった黄ばみでも、みるみるうちに白い元の生地に戻っていくのを目視で確認することができます。あとは通常通りに洗濯をして、干して乾かせば完成となります。