障がい者も一緒に!「Hondaビーチクリーン・ユニバーサルプロジェクト」
大分県にあるHondaの特例子会社「ホンダ太陽」。ここは「障がいに関係なく、誰もが活躍できる社会にしたい」というHonda創業者の強い想いから誕生し、多くの従業員が生き生きと働いている場だ。昨年、ホンダ太陽が40周年を迎えたことをきっかけに、Hondaビーチクリーン活動とタッグを組み、「Hondaビーチクリーン・ユニバーサルプロジェクト」を計画していた。砂浜にビーチマットを用意し、車イス利用者も砂浜に入ってレクリエーションやビーチクリーン活動ができるようにするというものだ。
車椅子を使用する障がい者にとって、砂浜を移動することはそう簡単ではないが、もしそれが実現できたら喜んでくれるのだろうか?前例のないこの取り組みを開催することを誰もが心待ちにしていたが、コロナによる影響で昨年予定していたイベントは延期に。今年こそは、なんとか開催したいと田中氏らは語る。
目標は「ビーチクリーン活動をやらなくて良い世界」
現在のビーチクリーナーは全国200ヵ所以上の砂浜の清掃活動を支えている。しかしそうなった今でも、Hondaにとって変わらないのは、「ビーチクリーン活動をすべて機械任せにすべきではない」という想い。機械はあくまでサポート役で、参加者一人ひとりが自分の手でごみを拾うことがなにより大切であり、そうすることで「砂浜をきれいに使おう」という気持ちが育まれると考えているからだ。“人”の力をHondaの“技術”が助けるこの活動は、今後も進化を続けていく。

昨年15周年を迎えたHondaビーチクリーン活動。ここまで続けてこられたのは、多岐にわたる関係者の協力と、そして徹底した安全管理を行ってきたからこそであることも忘れてはいけない。日本が世界に誇るモノづくり企業に根付く「“人”と“技術”で世の中に役立つモノをつくりたい」という想いに今後も期待し、ごみの無い砂浜を全ての人と一緒に目指していきたい。
協力:本田技研工業株式会社
Hondaのビーチクリーン活動|Honda公式サイト
※今後のビーチクリーン開催予定については現在調整中。4月以降に発表予定。
提供元・oceanα
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