ウクライナ・プレミアリーグ（ウクライナ1部）の強豪シャフタール・ドネツクを退団したブラジル人MFデンチーニョ（32）は、昨季限りで柏レイソルを退団したブラジル人MFヒシャルジソン（30）や、元レノファ山口FWイウリ（26）らとともにプレーすることがほぼ確実になったようだ。22日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。
デンチーニョはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA（ブラジル1部）のコリンチャンスでプロキャリアをスタートすると、2011年夏にコリンチャンスからシャフタールへ完全移籍。中盤センターやトップ下をはじめ複数ポジションで起用される中、ここ数シーズンは先発での出番を増やすことができなかった。そして2021/22シーズンも8月下旬からおよそ2カ月間にわたり負傷離脱すると、ウクライナ・プレミアリーグ第14節・コロス戦で復帰した2日後の11月9日に契約満了による退団が公式発表されていた。
同選手は昨年にブラジルへ帰国。昨年12月にはブラジルメディアのインタビューに応じると、日韓ワールドカップブラジル代表の優勝メンバーであるジウベルト・シウバ氏が代理人としてブラジル国内クラブとの交渉に当たっていることを明かしていた。すると『グローボ』は、デンチーニョがセリエAのセアラーSC加入間近であると報道。両者はすでに契約締結でおおむね合意に達しており、近日中にも公式発表されるという。
セアラーSCはすでにヒシャルジソンの獲得を決めているほか、先月18日にはプリメイラリーガ（ポルトガル1部）のポルティモネンセからイウリを1年レンタルにより獲得している。また、かつてFC東京や松本山雅でプレーしていたブラジル人FWジャエル（33）も在籍している。
なお、デンチーニョの去就を巡っては、昨年12月にウクライナで人種差別に遭ったことから、Jリーグクラブ移籍の可能性が伝えられていたが、本人がフェイクニュースだとしてこの噂を否定していた。
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