
ファジアーノ岡山に所属するブラジル人MFチアゴ・アウベス(29)は、20日開催の明治安田生命J2リーグ開幕節・ヴァンフォーレ甲府戦でピッチ中央から超ロングシュートからゴールを決めたことで注目を集めている。そんなチアゴ・アウベスが、パリ・サンジェルマン(PSG)所属のブラジル代表FWネイマール(30)にとあるお願いをしていたようだ。22日、ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。
チアゴ・アウベスは昨季限りでガンバ大阪を契約満了により退団した後、ファジアーノ岡山へ加入。先月16日からチームに合流し、宮崎県内でのトレーニングキャンプ等を通じてチームメイトとの連携を深めていた。
そしてホームで迎えた2022シーズン開幕戦でいきなりスタメンに抜てきされると、2-1で迎えた52分に自陣の中央センターサークル付近でボールを奪取。相手ゴールマウスからおよそ60m離れていたものの、相手GKのポジションを確認するとすぐに右足を振りぬき、ロングシュートから追加点を挙げている。
このゴールはツイッターで一時トレンド入りするなど日本国内で話題を呼んでいた。その中、チアゴ・アウベスは母国メディアのインタビューに応じた際「こういうゴールは長い間狙っていたんだ。いつもクロスバーの上を通過していたんだけど、昨日はこの美しいゴールに恵まれたね」
「前半にもチャレンジしたけど、その時はうまくいかなかった。ただ相手のゴールキーパーがつねに前目のポジションをとっていることは把握していた。だから後半にボールを奪った時はゴールキーパーの位置も確認することなく、すぐにシュートしたんだよ」とゴールシーンを振り返る。
また、同選手はこのゴールについて「プスカシュ賞(を受賞するだけ)の価値はあるね。友達が候補に推したいというメールが届くんだ。とても難しいゴールだったし、(相手ゴールから)60m近くはあったと思う」と自画自賛。
そしてカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のサントスでチームメイトだったネイマールとの関係について質問されると「彼は天才だし、ブラジルサッカー界におけるスターだ。サントスでは良い関係だったけど、それぞれ追い込まれて関係が冷めてしまった。今はもう連絡を取ることはないね」とコメント。
それでも「彼がこのゴールを見て、プスカシュ賞に選ばれるための手助けを少しでもしてくれることを願っている。僕はいつも彼を応援しているし、ゴールデンボールとワールドカップのタイトル獲得を願っているよ」と自身のゴールをプスカシュ賞に推薦するように求めた。
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