一般的にiPhoneよりも、価格が安い機種が多いAndroid。買い替え時にiPhoneからAndroidに乗り換えるという人もいます。とはいえ長くiPhoneを使っている方は「iPhoneのブランドに安心感を覚える」「Androidは使いづらいのでは?」と乗り換えに踏み出せないこともあるでしょう。
今回は、iPhoneからAndroidスマホに乗り換える際のメリットとデメリットをご紹介します。
iPhoneとAndroid、どっちを使っている人が多い?
MMD研究所の調査→こちらによると、2021年12月時点でメイン使用機の割合はiPhoneが45.7%、Androidスマホが47.0%。iOSとAndroidの利用者の割合は互角です。
「日本ではiPhoneユーザーの割合が多い」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、実際は「両OSのユーザー数に差は無い」です。iPhoneからAndroidに乗り換えることも、特に珍しいことではないと言えるでしょう。
iPhoneからAndroidに乗り換えるデメリット
iPhoneからAndroidスマホに乗り換える主なデメリットは、以下の6点です。
・メインブラウザがGoogle Chromeになる
・LINEのトーク履歴の引き継ぎができない
・機種によってややモッサリ感がある
・Apple製品との相性
・iPhoneの方がセキュリティが強固
・ゲーム性能が高い
メインブラウザがGoogle Chromeになる
iPhoneのデフォルトのブラウザはSafari。一方、AndroidではGoogle Chromeになります。

LINEのトーク履歴の引き継ぎができない
LINEは同じOS間ならトーク履歴の引き継ぎができますが、2022年2月現在、トーク履歴は引き継ぐことはできません。

LINEアカウント自体の引き継ぎは可能ですが、トーク履歴が消えてしまうことは過去の会話を見直したいときなどには大きなデメリットになるでしょう。
機種によってややモッサリ感がある
AndroidスマホはiPhoneと違い、さまざまなメーカーから発売されています。そのため、性能は製品によってバラバラ。中にはCPUの性能が低い「モッサリ感がある」端末も。スマホにゲーミング性能などを求める方は、iPhoneを選んだ方が無難なケースもあるでしょう。
Apple製品との相性
iPhoneは、MacBookやApple TVなどのApple製品との相性が良好です。たとえばiPhoneとMacの場合、AirDropを使って画像や動画を送受信可能といったメリットがあります。

AndroidとMac間ではAirDropは利用できません。Appleユーザーの方にとっては、Androidに乗り換えると柔軟なファイル共有などの面で不便を感じることがあるかもしれません。
iPhoneの方がセキュリティが強固
AndroidはOSのソースコードが公開されています。各メーカーではOSに独自のカスタマイズを加えた状態で、製品を売り出していることも。
そのためAndroidではOSアップデートが実施されても、メーカーが別途対応しない限り、ユーザー側でOSを更新できない状況になることがしばしば起こります。ユーザーにとっては必然的に古いAndroidを使い続けることになるため、OSの脆弱性は大きな不安要素となります。
その点、iOSはソースコードを公開していません。OSアップデートも瞬時にユーザーに行き渡るため、セキュリティ面での信頼性は高いと言えます。
ゲーム性能が高い
音ゲーやFPSなど、操作に対する画面描画の遅延が勝敗や結果に大きく関わってくるゲームではiPhoneがおすすめです。
Androidではメーカーや価格帯によってCPU性能も大きく異なり、中には酷くカクつきが目立つ端末もあります。一方でiPhoneのCPU性能は基本的に高く、安定したゲーム性能が期待できます。
iPhoneからAndroidに乗り換えるメリット
iPhoneからAndroidに乗り換えるメリットは、主に以下の5点です。
・USBケーブルの規格が統一されている
・デザインの幅が広い
・端末の価格が安い
・外部SDカードに対応
・Googleの各種サービスとの相性が良い
USBケーブルの規格が
2022年現在、iPhoneの充電端子はLightningです。一方、AndroidスマホはUSB-typeC。USB-typeCはWindows PCやChromebookでも充電端子に採用されています。
PCを持って出かける場合などには、AndroidスマホとPCで充電ケーブルが1本で済みます。自宅でも、同じ充電器を共有できる方がなにかと使い勝手がいいといえるでしょう。
デザインの幅が広い
Androidスマホはさまざまなメーカーから販売されています。Android OSをメーカー側でカスタマイズできることも大きな利点であり、個性的なデザインや性能を持った端末が多く発売されています。

iPhoneに比べて、端末ごとのデザインや機能の差が大きいため「個性的な端末が欲しい!」という方にとってはスマホ選びがより楽しめるでしょう。
端末の価格が安い
たとえば2021年9月に発売されたiPhone 13の場合、256GBで公式サイトの価格は11万800円(税込)。
一方、Androidはより価格帯が安いです。高性能で知られるGalaxy S21の場合、256GBで価格は9万9792円(税込)。PixelシリーズのハイエンドモデルであるPixel 6は、256GBで8万5800円(税込)です。
ハイエンドモデルがよりお財布にやさしい価格帯で手が届くのは、嬉しいポイントではないでしょうか。
外部SDカードに対応
iPhoneの場合、端末にSDカードを入れることはできません。つまり、データ容量を後から増やすことはできません。 一方でAndroidの場合、SDカードの挿入に対応している機種が多数。その分ストレージを拡張することが可能です。

Googleの各種サービスとの相性が良い
AndroidはGoogle製のOSです。そのため、Googleの各種サービスや製品との相性が良いです。

Chromebookとの相性も良好。たとえばAndroidスマホのロックを解除すると、自動的にChromebookのロックを解除することなどもできます。
【体験談】iPhoneからAndroidに乗り換えると後悔する?
最後にiPhoneから、プライベートではAndroidに乗り換えた筆者の体験談を記します。結論から言えば筆者はGoogleサービスの利用頻度が高いため、Androidに乗り換えたことでむしろメリットを感じています。
筆者の利用スマホ
筆者はiPhone 4SまでiPhoneを利用し、その後Androidスマホに乗り換えました。

ただしライティング業務の一環としてiPhone 8も所有し、iPhone関連の記事執筆時にはiPhoneを使用しています。
GoogleフォトやGoogleドライブの利用機会が多い人にはAndroidがおすすめ
筆者の場合、データの管理は基本的にGoogleドライブで行っています。同様に写真はGoogleフォトで管理しています。
AndroidはGoogleの各サービスに直感的にアクセスしやすく、スマホからでもデータの編集を行えるため重宝しています。Googleの各サービスの利用機会が多い方には、iPhoneよりもおすすめです。
USBケーブルの互換性の高さは出先で嬉しい
Androidの場合、Windowsと同じUSB-typeCを採用しています。カフェで作業するとき、充電器が1つで十分なのはありがたいです。席で使えるコンセントが1つだけという時に、同じ充電器を使い回すことができます。
最新のAndroidはカメラ性能も高い
最近ではAndroidもカメラの性能が十分に高いです。プライベートの気軽な写真撮影であれば、Androidのカメラで十分だと感じます。
ただし、筆者は別途一眼レフも所有しています。もしも「一眼レフを持っておらず、スマホのカメラ性能にこだわりたい」場合は→こちらの比較記事もご参考にしてください。また、店頭でiPhoneとAndroidのハイエンドモデルを試用もできますので、カメラ性能を比べてみることもおすすめします。
まとめ
音ゲーやFPSなどゲーム目的、またMacユーザーであればiPhoneを推奨します。またセキュリティ面を強く気にする方は、OSのコードが公開されていないことからiPhoneがおすすめです。
一方で、GoogleフォトなどGoogleの各種サービスを利用している方にはAndroidがおすすめです。また「端末に高すぎる予算は割けない」「外部SDを使いたい」といった方にもAndroidはおすすめです。OSのソースコードが公開されていることも、各メーカーごとの端末の個性を楽しめるという点では「Androidならではの魅力」とも言えるでしょう。
引用元:メインで利用しているスマートフォン、iPhone利用率45.7%、Android利用率47.0%【MMD研究所】
※サムネイル画像(Image:Mr.Mikla / Shutterstock.com)
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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