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便利な動画編集ソフト11選
動画編集ソフトを選ぶポイント
便利な動画編集ソフト11選
ここからは、動画編集ソフトを11個ご紹介します。無料と有料があり、それぞれ機能が異なります。ぜひ自分に合った動画編集ソフトを見つけてみてください。
なお、各ソフトに対応しているOSを簡易的に記載していますが、OSのバージョンは各ソフトによって異なるため、利用前に自分のパソコンのOSのバージョンも確認して、対象の動画編集ソフトが対応しているかチェックしましょう。
【無料ソフト】
1.AviUtl(エーブイアイ・ユーティーエル/エーブイアイ・ユーティル)
対応OS:Windows

AviUtlは、無料の動画編集ソフトの中でも古くからあり、人気のソフトの一つです。Windows向けに作られており、macOSには対応していません。動作が軽く、主に動画編集で行いたい作業が一通りできるので、便利です。
例えば、動画データのカットや結合や、動画や画像、音声、テロップの追加、トリミング、再生速度の変更、インターレース解除やノイズ除去などが行えます。また、プラグインを利用することによって、モザイクや色調補正などのエフェクト効果も行うことができます。
2.iMovie(アイムービー)
対応OS:macOS、iOS

iMovieは、Appleが開発した動画編集ソフトで、macOS、iOS共に対応しています。
無料で、iPhoneなどでも使えるため、手軽に魅力的でクオリティの高い動画を作ることができる点が売りです。
編集の専門知識がなくとも、本格的に動画を制作できます。例えば、iPhoneを指で操作しながら手軽にトリミング作業を行ったり、音をフェードイン、フェードアウトさせるなどの加工も可能です。
また、複数のビデオフィルタが用意されており、好きなものを選んで適用できます。例えば、「昔ながらのサイレント映画スタイル」や「古めかしい西部劇風のルック」、「未来っぽいスタイリッシュなブルートーン」などがあります。
3.Microsoftフォト(ビデオエディター)(マイクロソフトフォト ビデオエディター)
対応OS:Windows

Microsoftフォト(ビデオエディター)は、Microsoftが開発したソフトで、Windows10には標準搭載されているMicrosoftフォトの機能の一つです。標準搭載されているツールというだけあって、プロユースではなく、あくまで一般的な人が簡単に使うような、簡易的な機能に限られます。
例えば、簡易的なカット編集のほか、BGMやテキストテロップ、フィルタの追加、書き出しなどが可能です。家庭でちょっとした動画を編集して身内や親しい友人同士で楽しみたいといった場合に適しているでしょう。
4.Lightworks(ライトワークス)
対応OS:Windows、macOS、Linux

海外発の動画編集ソフトです。Lightworksシリーズは、無料版と有料版があり、無料版では編集した動画をYouTubeとVimeo用に最適化されたMP4形式のみしか保存できないなどの制限があります。無料版の利用には会員登録が必要です。
このソフトは基本的な機能を備えていますが、他のフリーソフトと比較して、やや中級者から上級者向けといわれているため、初心者にはハードルが高いかもしれません。他のソフトを利用した後、「もっと高機能なものがいい」となったときに初めて使ってみるというのもいいでしょう。動画編集を極めたい人におすすめです。100種類以上のエフェクト機能が内蔵されており、プロにも利用されています。
5.DaVinci Resolve 17(ダヴィンチリゾルブ17)
対応OS:Windows、macOS、Linux

海外発の動画編集ソフトであり、2021年12月にアップデートがされたことで、さらに注目を集めています。無料で使えるにしてはあまりに高機能で高性能であることからプロにも絶賛されているといわれています。
Windows、macOS、Linuxすべてに対応しており、日本語のマニュアルも用意されていることから、日本人ユーザーにも人気です。そのマニュアルは3,600ページ以上にも渡っていることが話題になりました。
初心者でもマニュアルを読み込めば十分使えるといわれていますので、ぜひトライしてみてください。
6.VideoPad(ビデオパッド)
対応OS:Windows、macOS

VideoPadは、海外発のソフトですが、日本語に対応しています。無料版と有料版がありますが、無料版は非営利目的にのみ使えるため、商用利用の場合は有料で利用する必要があります。
誰でも簡単に本格的な動画編集ができる、シンプルで高機能なソフトです。高速でストレスフリーなところが注目のポイントです。動画編集ソフトに備わる、基本的な機能を取り揃えており、エフェクトは50種類以上用意されています。
ただ、無料版では企業の担当者が使えないため、練習用として使用するというのであればいいでしょう。
【有料ソフト】
7.Adobe Premiere Pro(アドビ プレミア プロ)
対応OS:Windows、macOS

Adobeが提供する動画編集ソフトです。本格的なプロユースの動画編集ソフトといえば、このAdobe Premiere Proです。すでにYouTubeクリエイターやハリウッドの映画の制作者まで幅広く利用されているといわれています。無料の動画編集ソフトでは物足りない、自分が表現したいものを思う存分表現したいという方におすすめです。
Windows、macOS両方に対応しているので、範囲しているユーザーの幅も広いです。初心者だからこそ、高品質でプロクオリティの動画の制作ができるこのソフトを利用するというのもいいでしょう。
動画編集に必要なすべての機能がラインアップされているため、動画編集に困ることはありません。AIによる自動化機能を搭載されており、まさにプロユースといえます。
Adobe Creative Cloudで提供されており、月額で比較的安価に利用することができます。
8.FinalCut Pro(ファイナルカット プロ)
対応OS:macOS

FinalCut Proは、Apple社が提供する本格的な有料の動画編集ソフトです。映像制作を職業とする人向けに作られているので、敷居が高いように見えますが、実は先ほど無料版のところで紹介したiMovieの進化版のような存在です。
iMovieは、初心者やiPhoneでも動画編集ができることが特徴でしたが、FinalCut ProはiMovieに慣れた人はもちろん、初心者でも直感的な操作で利用ができることから、ハードルは低いといえます。iMovieと互換性が高いため、macOSデバイスを利用している企業であればおすすめといえます。1,000以上の音楽や効果音などの素材があるのも注目です。
当然、Windowsには対応していないので、注意しましょう。
9.VEGAS Pro 19(ベガス プロ 19)
対応OS:Windows

VEGAS Pro 19は、海外発のソフトです。映像編集ができる「VEGAS Edit 19」、ライブストリーミングができる「VEGAS Stream」、クロマキー合成ができる「Boris FX Primatte Studio」、サウンド編集ができる「SOUND FORGE Audio Studio 15」という4つの機能が収録されている高機能な動画編集ソフトです。Windowsのみの対応です。
こちらもプロユーザーに好評のソフトで、軽い操作感や、直感的な使用感に定評があります。プラグインを利用することで、機能を追加していくことができるため、使い込んでいくうちに自分好みの動画編集ソフトとなりそうです。
10.Filmora(フィモーラ)
対応OS:Windows、macOS

Filmoraは、基本的な機能を備えた海外発の有料動画編集ソフトです。先にご紹介した有名メーカーの動画編集ソフトと比較すれば、それほど高機能ではないといわれている上に、有料ソフトの中では、比較的低価格といわれるため、初心者におすすめです。
特徴は、オシャレな動画を作ることができる点です。例えば、動画クリップにエコー、リバーブ、電話などオーディオエフェクトを適用できたり、顔の動きに反応するステッカーを追加できる「ARステッカー」の機能があったりと、ユニークな機能があります。
11.PowerDirector(パワーディレクター)
対応OS:Windows、macOS

初心者から上級者まで対応するのが、この海外発のPowerDirectorです。Windows、macOSどちらも利用可能ですが、メインはWindowsのようです。
エフェクトなどの素材が充実しており、プロユースにふさわしい機能も豊富です。簡単にプロレベルの動画編集を行うことができます。最新機能で「AI モーショントラッキング」というものがあり、オブジェクトの動きに追従して文字や画像を動かすことができます。
こちらも比較的安価といわれているため、初心者にもいいでしょう。
動画編集ソフトを選ぶポイント
動画編集ソフトをこれから導入したいという場合、ぜひ事前に確認してほしいのが、次のポイントです。これらを押さえることで、自分にとって最適な動画編集ソフトを選ぶことができ、実際の制作時にも後悔せず、スムーズに行うことができるでしょう。
ビデオカメラのデータ形式との互換性はあるか
ビデオカメラによって、出力できるデータ形式が異なるため、場合によっては手持ちのビデオカメラの動画データ形式に対応していない動画編集ソフトを導入してしまうこともあります。互換性はよく注意して選びましょう。
パソコンスペックとの相性はいいか
ビデオカメラとの互換性と同様に大前提となるのが、パソコンとの相性です。先述の通り、動画編集ソフトはWindowsやmacOSなど対応するOSが異なるため、注意が必要です。自分のパソコンのOSとそのバージョンに対応しているかどうかの確認を必ず行いましょう。
また、スペックが見合っているかということも重要です。各動画編集ソフトの公式サイトなどに「動作環境」が必ず書かれているものですので、事前に確認しましょう。
また、有料版の場合は、無料の体験版が用意されていることも多いため、スペックが合うかどうかの確認の意味でも試して使ってみるのをおすすめします。
コストが見合っているか
動画編集ソフトにかけるコストは、用途や作りたい動画のクオリティによって異なってきます。もし簡易的なエフェクトでいいという場合は、有料版をわざわざ購入しなくてもいいということになるかもしれません。
また、有料版であっても、買い切り型なのか、それとも月ごとに支払うサブスプリクション型なのかなど、支払い形式も異なります。会社で導入する場合、企業向けのプランが用意されていることもありますのでぜひ確認してみましょう。
自分が表現したい機能があるか
機能面については、どの動画編集ソフトも軒並み充実しているものです。しかし、いざ導入してみたら、まったく使わない機能ばかりだったということも起こり得ます。有料版の場合は特に、失敗は許されないため、無料版で試してみるほか、使いそうな機能やエフェクトや音源の素材があるかなどもしっかりと事前に確認しておきましょう。
動画編集の技能レベルとマッチしているか
初心者であれば、初心者でも扱えるということが体験談としてあるような動画編集ソフトがおすすめです。自分の技能レベルに応じて選ぶほうがいいでしょう。ただし、今後、より動画制作に力を入れていきたいという企業であれば、はじめから有料版の高機能なものを導入するのもいいでしょう。
マニュアルやサポートが充実しているか
動画編集は、一度覚えてしまえば簡単ですが意外と手順が多く、初心者はいきなり動画編集ソフトを使いこなせるわけではありません。まずはしっかりとマニュアルを読み込みながらやりたいという場合、マニュアルが整備されているほうがおすすめです。
また、サポートも手厚く、丁寧に対応してくれるところであればなおいいでしょう。