(4)有人月面着陸までの重要チェックポイント
最後は2024年に予定されている有人月面着陸が達成されるまでに計画されている3大ミッションをまとめます。
民間企業による初の月面輸送:2021年7月
Astrobotic Technology とIntuitive Machinesが月面にペイロードを輸送します。それぞれ、縦孔の存在が確認されている月面のクレーター・死の湖と嵐の大洋、または晴れの海への輸送を目指していて、科学面でも成功が期待されています。
オリオン宇宙船・SLSロケット有人飛行試験:2022年
2021年11月にアルテミスⅠで、オリオン宇宙船とSLSロケットの無人飛行試験を行ったあと、2022年に予定されているアルテミスⅡでは、月を周回し、10日間で地球に帰還する有人飛行試験がいよいよ実施されます。
月軌道ゲートウェイ 初期モジュールの打ち上げ:2023年
月の周回軌道上に構築される宇宙ステーション「月軌道ゲートウェイ」の最初のモジュールのHALOとPPEが打ち上げられ、建設がスタートします。
(5)編集後記
アルテミス計画誕生の経緯や関連するミッションを改めてまとめてみると、その壮大さに圧倒されてしまいました。アポロ計画時代とは違って、人類の月面への挑戦をリアルタイムで応援できる実感が少しずつ湧いてきました。
「アルテミス計画を読み解く」シリーズ第一弾の本記事は、進度に合わせて内容をアップデートしていく予定です。ぜひブックマークしていただいて、一緒に2020年代の月面開発を楽しんでいければと思います!
提供元・宙畑
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