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三菱らしさとは?eKスペース/eKクロススペースから考える
なぜ人気?三菱eKクロススペース/eKスペースと日産 ルークスをコスプレとバイク業界で大人気の美環さんと60分徹底解説!
三菱らしさとは?eKスペース/eKクロススペースから考える
eKスペース/eKクロススペースに触れて強いて挙げるなら「独自色が少ない」という点だろう。室内の使い勝手であったり、走りも力強く不満はないものの「eKクロススペースでなければ」「eKスペースでなければ」という引っかかりが少ないように思えた。
逆に言えば、三菱らしさはどこにあるのか。その答えは「アウトドアテイストを求めるか否か」になってくる。
2020年12月4日にビッグマイナーチェンジし、新たにプラグインハイブリッド車を設定された、三菱 エクリプスクロス PHEV
現在、三菱自動車はアウトランダーPHEVやエクリプスクロスといったSUVをラインアップの主軸に置き、四駆の三菱、アウトドアに強く、頼もしさ、逞しさを感じさせるブランドの印象を強める戦略に舵を切っている。
だが、それをユーザーは感じているのか? というとそこは疑問が残るところだ。もちろん、このようなイメージ戦略には時間がかかる。レクサスも高級ブランドとして認知されるのに10年近くの時間を擁している。
取材前に美環さんに三菱自動車のイメージについて尋ねたが、その答えは「うーん……」と悩んでいた。言い換えるなら「三菱自動車といえば、このクルマ」や「三菱自動車といえば、こんなイメージ!」というのが乏しいのだ。
アウトランダーPHEV 写真:萩原文博
現在、同社のフラグシップはアウトランダーPHEVであるが、そこにあるイメージは「災害時に電気を発電している様子がニュース映像で流れる」というものだった。
確かにそれは立派な話だが、往年のパジェロのようにパリダカ参戦するなどのクルマそのものに対するストーリーが欲しいと改めて感じた。
そして、あえて申し上げるならば、ブランドイメージをより強めるという意味で、また趣味性を強めたクルマの出現を求めたい。その昔、同社からはパジェロ・ミニという軽SUVが出て人気を博していた。
今回改めてeKスペース/eKクロススペースに触れて出来の良さに感心したからこそ、もっと多くの人に、三菱のブランドとしての価値をモータースポーツなどを通してクルマそのものからヒストリーを感じるクルマの登場に期待したい。
そんな期待を抱かせるほど、eKスペース/eKクロススペースはホンダのN-BOXなどのライバルとも引けを取らないとても良くできたしっかりとしたクルマであったとお伝えできる。
なぜ人気?三菱eKクロススペース/eKスペースと日産 ルークスをコスプレとバイク業界で大人気の美環さんと60分徹底解説!
文・栗原 祥光/提供元・CarMe
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