シューキーパー(シューツリー)は、靴を長く大切に使いたい方におすすめのアイテムです。しかし、どの商品を選ぶかに関しては、素材や構造、つま先の形状など押さえておくべき点がいくつかあり、さまざまなメーカーから販売されているためどれを選べば良いのか分からないという方もいらっしゃいます。そこで、今回は、シューキーパーの選び方のポイントをおすすめ商品とともに解説しますので、購入時の参考にしてください。

目次
シューキーパーとは?
シューキーパーの上手な選び方

シューキーパーとは?

シューキーパーおすすめ10選!選び方のポイントは?
(画像=引用:Amazon、『工具男子』より引用)

シューキーパーとは、靴を型くずれから守るためのアイテムで、靴底の反りを復元したり、アッパー部分(甲)のシワを伸ばしたりするためのものです。

靴を使うだけでお手入れしないなら、ダメージを受けた部分がひび割れたり、剥がれたりしてしまいます。そこで、シューキーパーを活用すれば、アウトソールの反りを直したり、シワを伸ばしたり、靴の形をきれいに保つことができるのです。

また、保護クリームやつや出しワックス等を塗り込むときも、シワの溝の細かい部分に塗りやすくなり便利です。木製のシューキーパーを選べば、除湿効果も期待出来ます。

紳士用の革靴は構造上、湿気がたまりやすいものです。そこで、木製のアイテムを使うことで、湿気や汗による劣化を抑えることができます。

シューキーパーの上手な選び方

シューキーパーおすすめ10選!選び方のポイントは?
(画像=『工具男子』より引用)

シューキーパーは大切だということが理解できても、種類が多くどれを選べば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、その選び方について解説していきます。

選び方①サイズ

シューキーパーおすすめ10選!選び方のポイントは?
(画像=引用:Amazon、『工具男子』より引用)

まず一番大切と言われるのが、使用している靴のサイズと合っていることです。型崩れを防ぐという目的を考えればすぐに分かることですが、意外とサイズの合わない製品を使用してしまっている方がおられます。

理想的なのは靴を製造している会社の専用シューキーパーです。しかし、専用のシューキーパーのある靴は多くなく、大抵の場合、自分のサイズに合ったものを市販品から探すことになります。

シューキーパーおすすめ10選!選び方のポイントは?
(画像=引用:Amazon、『工具男子』より引用)

ほとんどのシューキーパーは25.0cm~26.0cmと幅広いサイズで作られているので、自分の靴に合ったシューキーパーを購入するのがベストです。

ネットで購入する場合、商品紹介欄に書かれている参考シューズサイズを参考に、本来のサイズより大きめのシューキーパーを購入するようにしましょう。値段にとらわれすぎず、どんなお店で買うかも大切なポイントです。

選び方②素材

シューキーパーおすすめ10選!選び方のポイントは?
(画像=引用:Amazon、『工具男子』より引用)

シューキーパーを選ぶ際は、その素材にも注目してみましょう。プラスチック製のシューキーパーは、木製に比べて軽いので、出張や旅行などに持っていくのに便利です。また、木製のものに比べて安価であるため、気軽に試すことができるでしょう。

シューキーパーおすすめ10選!選び方のポイントは?
(画像=引用:Amazon、『工具男子』より引用)

一方木製ですが、形を整える以外にも、重さがあるのでシワやゆがみを伸ばすのに適しています。また、固さがあるので、靴磨きの下敷きにもなります。

木製のシューキーパーを使うと、シワが伸びやすく、安定感があるので、クリームを塗ったり、靴を磨いたりするのが楽になります。

また、木製のシューキーパーは、湿気を吸収してくれるのも大きな特徴です。吸湿性の良いシューキーパーをお探しの方は、ニスや塗装などの加工がされていない製品がおすすめです。

また、木によって強度が異なることも重要なポイントです。例えば、家具や建材にも使われるブナ材は耐久性に優れています。甘い香りが特徴のレッドシダーは、消臭効果も期待できます。

選び方③構造

シューキーパーおすすめ10選!選び方のポイントは?
(画像=引用:Amazon、『工具男子』より引用)

シューキーパーには構造の違いで種類が異なります。ネジ式、スプリング式、ヒンジ式の違いを確認し、用途に合ったシューキーパーを選びましょう。

まずネジ式シューキーパーは、靴にかけるテンションの強弱を調整できます。テンションをかけすぎても靴が変形しないので、柔らかい靴に使いやすいのが特徴です。モンクストラップやローファーなど、変形しやすい靴におすすめです。

一方、スプリングタイプは、つま先部分とかかと部分をつなぐチューブがバネになっているので、シワになりやすいつま先部分にもしっかりとテンションをかけることができます。

シューキーパーおすすめ10選!選び方のポイントは?
(画像=引用:Amazon、『工具男子』より引用)

スプリング式のシューキーパーは、細かい調整が必要ないため、初心者の方にも人気があります。ただし、シンプルなスプリング式シューキーパーは、バネ部分を折り曲げて使用するため、方向違いに圧力がかかって靴が変形してしまうことがあるので注意が必要です。

お気に入りの靴専用のシューキーパーをお求めの場合は、ヒンジタイプをおすすめします。つま先部分とかかと部分がヒンジでつながっていて、靴の中に合わせて曲げることができます。

長さの調節ができないので、特殊な靴以外では効果が期待できません。そのため、靴にフィットするアイテムが欲しい場合は、選んだ革靴のブランドのシューキーパーを購入することをおすすめします。

選び方④スプリットの有無

シューキーパーおすすめ10選!選び方のポイントは?
(画像=引用:Amazon、『工具男子』より引用)

シューキーパーには、先端に割れがあるものがあり、この割れをスプリットと呼びます。つま先部分にも張りを持たせたい場合は、このタイプを選ぶと良いでしょう。

スプリットには、真ん中がハーフラストになっているものと、外側がカットされているサイドスプリットの2種類があります。両サイドにテンションをかけられるハーフラストは、つま先のシワをのばすのに適しています。

ただし、ほとんどのハーフラストでは、甲の部分にテンションをかけることができません。甲の部分までシワを伸ばしたい場合は、サイドスプリットを選ぶのがベターです。

一方、フルラストタイプは、靴のサイズにぴったり合うものが一番効果的です。選ぶ際には、甲幅が靴に合っているかどうかを確認してください。