カップラーメンやカップ焼きそばなどコンビニ商品で激辛ブームが続いているが、レトルトカレーでも激辛商品として目立っているものがある。それが「ボンカレーMAXハバネロ」と「LEE 辛さ×20倍ビーフカレー」だ。今回は二つの商品を実食し、パンチ力やスパイスの奥深さなどを比べてみた。さて激辛戦争を勝ち抜くのはどちらのカレーか!?
辛いのか?甘いのか?いややっぱり辛い!
まずご紹介するのは子どもから大人まで幅広い層から人気を博すボンカレーの激辛ライン「ボンカレーMAXハバネロ」。おいしさ三重丸の意味を込められた丸いモチーフも燃え上がり、とっても辛そうだ。
ではレンチンしてご飯にかけて頂きます。見た目が普通のカレーよりも赤く、なかなか辛そうだ。香りは、まあ普通のカレーと変わらない印象。そして一口いただいてみると、うんうん、なるほど、あ、早くも辛いー! 激辛と言いながら軟弱な商品も多いが、一手目としてはガツンとくる辛さだ。
ただ次に来たのが、バター風味でもないんだけど、インドのチキンバターカレー的なマイルドな甘さ。辛さの中に甘さもあるタイプ。これは好き嫌いが少し分かれる予感も。ガンガン食べ進めると、もちろん甘さよりも辛さが勝ってくる。しかしスパイスの深みはあまり感じない。そういう複雑さは、先ほどの甘味に任せている印象も。
ということで総評はこちら。
見た目の辛そう度数 ★★★★
一口目のパンチ力 ★★★
スパイスの奥深さ ★★
後にのこる辛さ ★★
1倍の辛さがどれくらいか知らないが、きっと20倍に偽りなし!
お次は「LEE 辛さ×20倍ビーフカレー」。個人的にここ数年LEEのレトルトを見かけた覚えがなく、筆者的にはとても懐かしい気持ちに。だけどそんな悠長なことは言ってられない、なんせ20倍ですぜ! どうなってしまうんでしょう。もちろんパッケージで目立っているのは辛さ20倍の文字。
レンチンしてみると、おやおや、ルーは先ほどのハバネロカレーに比べて赤くはない。しかし何やらポテンシャルを感じさせる深くて黒いカラー。香りにもブワーっと汗が出そうなスパイシーさが宿っている。ということで一口いただくと、んんー?激辛の準備をしていた口には、なんというか物足りない辛さ。でも待って!徐々にきましたよー、20倍のあいつが。
あっという間に、藤井隆さん往年のダンスのように、身体の一部(口ですよ)がホットホット!こいつは辛い、ヒー!でも旨い。なかなか奥深いスパイスの風味を感じる。そして食べれば食べるほど、辛さが増していくのも印象的。ギャース!頭皮から汗が噴き出て、それが目に入ってこっちも痛い!つらい、からい、けど美味い。これはなかなかのスペシャル感だ。
ということで総評はこちら。
見た目の辛そう度数 ★★
一口目のパンチ力 ★
スパイスの奥深さ ★★★★★
後にのこる辛さ ★★★★
今回の検証で、「ボンカレーMAXハバネロ」は額に汗がジワリ、対して「LEE 辛さ×20倍ビーフカレー」は頭から汗がブワーという別の辛さの方向性を感じた。好みはそれぞれ分かれそうだが、スパイスの奥深さは商品の金額に比例しているのかも、などと大人の意見もちょっと言っちゃう、なんともホットな夜だった。(エフェクト・山葉のぶゆき)
※記事中の価格は購入時もの
提供元・BCN+R
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