
明治安田生命J1リーグ開幕節・ガンバ大阪対鹿島アントラーズでは、ガンバ大阪のFWパトリック(34)が鹿島アントラーズのFW鈴木優磨(25)とやり合った後、レッドカードの提示を受けたことが物議を醸している。その中、鈴木優磨が森保一監督率いる日本代表に一度も招集されていないことが再びクローズアップされている。
この試合では前半38分、自陣でボールを奪ったパトリックがドリブルを開始。すぐさま鈴木優磨が後方から遅れ気味にスライディングタックルを仕掛けてパトリックを倒す。すると、鈴木優磨が右手でパトリックの太ももをつかんでいたこともありパトリックは左手で振り払ったが、主審はこれが報復行為に当たるとしてレッドカードを提示している。
この両選手の小競り合いを巡っては、ガンバ大阪サポーターをはじめ多くのJリーグファンが主審の判定に異議を唱えている。その中、鈴木優磨に対して「鈴木優磨を干した森保の気持ちが分かった」、「今後も代表に呼ばれないだろうな」、「鈴木優磨を代表に呼ばない森保は正しい」というコメントがSNS上で数多く上がっている。
鈴木優磨は2018シーズンの鹿島アントラーズの絶対的ストライカーとしてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝に大きく貢献していたほか、シント=トロイデン(STVV)在籍時の2020/21シーズンにはジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)で17ゴールをマーク。ただ、日本代表への招集はこれまで一度もなく、日本国内のサッカーファンからは森保一監督の判断に対して疑問の声が上がっていた。
また、同選手はFIFAワールドカップ・カタール大会アジア最終予選・中国戦が行われた先月27日、自身のツイッターアカウントで「森保もうクビでいいよ」という森保一監督の解任を求めるSNSユーザーの投稿に「いいね」を押していたことで話題を呼んでいた。鹿島アントラーズ復帰で再起を図る鈴木優磨だが、パトリックに対するプレーにより自身の「日本代表招集不要論」を巻き起こしてしまったようだ。
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