
明治安田生命J1リーグのヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表FWボージャン・クルキッチ(31)が、神戸加入の舞台裏を明かした。19日、スペイン紙『アス』が伝えている。
同選手はバルセロナ下部組織出身であり、ミランやローマ、アヤックス、マインツ、メジャーリーグサッカー(MLS)のモントリオール・インパクトなど複数クラブに在籍。昨年8月9日にヴィッセル神戸へ加入し、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(37)との再会を果たしている。
そんなボージャンは『アス』のインタビューでヴィッセル神戸加入を決断した時の心境を聞かれると「(ヴィッセル神戸加入に至るまで)とてもスピーディーだったね。以前から日本でプレーすることを楽しみにしていたし、アンドレス(・イニエスタ)やセルジ(・サンペール)がいたから、より具体的に考えていたんだ。すでに知っている人たちと会うことで、日本のような(自分のこれまで過ごしてきた場所とは様々な面で)異なる国の環境に慣れるのが簡単になるんだよ」と語っている。
そして「実はある日、アンドレスから手紙が来たのさ。神戸はすでに(タイトルを獲得できるだけの)素質があることを証明していたし、ストライカーを必要としていた。アンドレスは私のために扉を開いてくれたわけだし、言ってしまえば彼の承認を得たんだ。もちろん(イニエスタからの承認を得た後に)クラブとの交渉も始まったね」
「木曜日、朝起きたらアンドレスからメッセージが届いて、11時には契約書が送られてきたのさ。土曜日にクラブとの会談があって、翌週の月曜日に『イエス』か『ノー』かを答えないといけなかったね」とヴィッセル神戸と契約を結ぶまでの出来事を明かした。
なおボージャンは昨年9月5日開催のJ1リーグ第24節・サンフレッチェ広島戦でデビューすると、10月2日に行われた第31節・浦和レッズ戦ではJリーグでの初ゴールをマーク。その後は右ハムストリングを負傷して一足早くシーズンを終えていた。しかし、今季開幕前のトレーニングキャンプでコンディションを上げると、19日開催のJ1リーグ2022シーズン開幕節・名古屋グランパス戦で後半途中からピッチに立っている。
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